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ステップ1:会社員として、本業のスキルを磨く

2025年3月11日

FIRE本に書かれている多くのストーリーは、次のような感じになっています。

本業である会社員を早く辞めたい。

そこで、がんばって節約。

タネ銭を作って投資を軌道に乗せて、早めにリタイア…。

確かに憧れますよね…。

ただ、私の場合、上記パターンとはなっていません。

まず最初のステップは、なんといっても

会社員として自分のスキルを磨きましょう!

という点に尽きます。

若い世代には、あまり流行らない考え方かもしれません。

若い頃は、ビジネス経験も少ないため、会社という組織に属することが多いと思います。

ここで、仕事の実績をしっかりと積むことが重要です。

実務経験を積んだり、本を読んだり、資格をとったり…。

コツをひとつだけ。

「XXX業務をたくさん経験してきました!」

と主張するのではなく、次のように体系化することが重要だと考えています。

「XXX業務を成功させるための3つの方法」

このように、他人に対して、あなたのノウハウ・方法を、体系的に語ることが重要なんだと思っています。

もちろん、何年も経験しないと、あなた自身のスキルや方法論を確立することはできません。

さまざまな業種・業態・働き方など、世の中の仕組みを地道に学ぶこと。

これこそが、遠い将来、自分のスキルを市場に売るときに必要となってきます。

私の場合、次のような感じでした。

20代・30代の頃は、コンサルティングのスキルを猛烈に磨き、経験を積んでいきました。

平日は仕事、土日は自己啓発のため、書籍を読み漁ったり、資格を取得したり。

このとき、私は、会社の中での昇進・昇給は考えてなかったような気がします。

その会社でしか通用しないシステム・会社の中での評価よりも、市場のニーズに合わせて、自身のキャリアを形成していくことを強く意識していたためです。

このため、私は何度か、転職も経験しました。

これはコンサルティングの分野に限った話ではなく、どのビジネス領域でも同様だと思います。

特定分野の専門性に、全体を俯瞰して見る力、課題解決力、定量的な分析力、語学力…

など、必須のスキルといってもいいかもしれません。

このフェーズで、自分のスキルをきちんと磨いていると、後に独立したときに、自身の単価(直接的な報酬)に跳ね返ってきます。

この時期にさぼっていた人は、独立しても、単価が低くなり、十分な収益を得ることができなくなるので、注意が必要です。

私は、このステップ1だけで、10年以上の月日を費やしました。

会社員を経験することなく、起業して成功する天才・商才も少なからず存在します。

しかし、ほとんどの方にとっては、会社員としての経験が必須となってくるのではないでしょうか。

あと、自分のスキルを高めることも重要ですが、この時期に信頼関係のある人を増やすことは、もっと重要かもしれません。

転職をしてもしなくても、この人脈やパイプが、フリーランスになったときのあなたの味方になってくれることでしょう。

やみくもに友達を増やすイメージではなく、腹を割って話のできる親友を作るイメージでしょうか。

つまり、このステップ1において、私の中では、転職するかどうかが問題なのではなくて、

【1】自分のスキル・市場価値を高めているか

【2】信頼関係のある人脈・パイプを構築しているか

この2つの視点がとても重要なのです。

Posted by かずきび47