ステップ4:社会的に恵まれていないフリーランスの弱みを強みに変える
会社員をやめてフリーランスになるといっても、具体的には2つの形態があります。
ひとつが個人事業主で、もうひとつがひとり社長(法人化)です。
「フリーランス=個人事業主」
と表現していることも多いですよね。
ただ、法人化をしても、ひとりで自由な活動をしている人が多いのも事実です。
私はいずれも経験しました。 今では、法人を立ち上げて活動をしている 「ひとり社長」「マイクロ法人社長」 です。
具体的には、私は 合同会社(LLC) という法人を立ち上げて、合同会社の社長として仕事を受けているのです。
個人事業主を辞めた理由は、一言で言えば、 ”公的保障の弱さ” の一言に集約されます。
元気で働くことができるうちに限っては、個人事業主でも問題はありません。
しかし、会社員とは異なり、個人事業主は、社会保障的に恵まれた環境にいるとは言えません。
将来もらえる年金の額は安いし、福利厚生も弱いです。(特に、病気になったときを思い浮かべてみてください。)
仕事で何かあったときに、無限責任も降りかかってきます。
しかし、法人化しておけば、会社員と全く同じ待遇になるのです。
あなたは「会社の信用」を使って銀行からお金を借りることもできます。
自分の給料を自分で決めたり、妻や家族を社員にして、給料を支払うこともできるようになります。
さまざまな費用を経費として落とすことも可能になります。
それでいて、健康保険や厚生年金などの社会保険も、会社員時代と同様に充実しています。
たとえ1人の会社であっても「会社社長」を名乗ることも可能です。
仕事の種類を完全に切り分けることができれば、法人と個人、それぞれ別の仕事をすることも可能です。
法人化した場合のメリットとして、私が体験した5つの記事を紹介します。
(1)自宅とは別に社宅を作って経費にできるという話
(2)自動車を個人から法人に名義を変える裏ワザの話
(3)経営の安定化には「良い借金」が重要だという話
(4)出張旅費規程を作成することで、出張マンがものすごく得をするという話
(5)起業後まもない法人をターゲットとした節税の話
もう一度、週3日だけ働いて生活するメソッドの7つのステップを振り返ります。
ステップ1 | 会社員として、本業のスキルを磨く |
ステップ2 | 本業を続けながら、副業を始め、給料以外の収益源を作る |
ステップ3 | 給料以外の収益源のメドが着いたら、会社員を退職し、時間的な自由を手に入れる |
ステップ4 | 社会的な恩恵の少ないフリーランスの弱みを強みに変える |
ステップ5 | 本業で生産性を高め、高単価を実現する |
ステップ6 | フロー型ビジネスとストック型ビジネスを組み合わせることで収益を安定させる |
ステップ7 | 別組織体を立ち上げ、自分がいなくても稼げる仕組みを作る |
上記7つのステップでは、便宜上、ステップ2の次がステップ3、ステップ3の次がステップ4のように記述しています。
ただ、3つのステップ(2と3と4)は、同時並行で進めても問題ありません。
ちなみに、私個人の体験談としては、計画的に会社を退職し、起業したわけではありません。
私は、ステップ1(会社員でスキルを高める)とステップ2(副業を始める)を実践した後、本業であるコンサルティング業で、体調を崩してしまい、うつ病となってしまったのです。
そのときの体験談が、こちらの記事です。
風邪や骨折とは異なり、うつ病は完治するのにとても長い時間がかかります。
このため、私は会社に籍を置いていましたが、有給・病気休暇・休職を経て、退職を余儀なくされました。
自分の意思とは反して、私は無職になってしまったのです。
住宅ローンや家族(子供3人)を抱えて、2年間の無職期間を体験したのです。
この期間、一体、どうやって生活していたのか。
私を支えてくれたのは、次の3つの収益源でした。
(A)副業である不動産賃貸業による収入
(B)傷病手当金
(C)障害年金
もう少し詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください。
(A)の参考:
(B)の参考:
(C)の参考: