フリーランスになった私が、頻繁に喫茶店に行くようになった理由!
街中にある喫茶店。
あなたは、どのくらいの頻度で利用しますか?
月に1回?
週に1回?
3日に1回?
会社員時代、私は、それほど喫茶店を利用していませんでした。
しかし、フリーランスになってからは、ほぼ毎日、利用するようになりました。
この心境の変化は何なのでしょう。
今回は、この心境の変化について少し触れてみたいと思います。
喫茶店のサービスについて
普通、喫茶店といえば…
「珈琲」
ですよね。
インスタントに近い安価なものもあれば、コーヒー豆にこだわっている美味で高価なものもあります。
私自身、珈琲は好きですが、正直、味のことは全く分かりません。
コンビニなどで購入する100円珈琲と、喫茶店で出される1000円珈琲。
おそらく、私は区別することができないでしょう。
それほど珈琲の味にこだわりのない私が、なぜ喫茶店を頻繁に利用することになったのか?
それは、私が「珈琲」という「モノ」に対して対価(お金)を支払っていないためです。
あと、喫茶店で友人・知人と会話を楽しんでいる人も多いと思います。
これにも、私にはこだわりがありません。
基本、私はひとりで喫茶店に入ります。
2人以上で入ることは、ほとんどありません。
これは、私が「会話を楽しむ場所の提供」という「サービス」に対して対価(お金)を支払っていないためです。
私が喫茶店に対して期待しているもの
では一体、私は何のために喫茶店に入っているのでしょう?
珈琲1杯500円の喫茶店と、珈琲1杯1000円の喫茶店。
あなただったら、どっちのお店に入りますか?
普通は、安いほうの喫茶店に入りますよね。
ただ、私は、おそらく高いほうの喫茶店に入ると思います。
理由は、空いているケースが多いと予想されるためです。
値段の安い喫茶店は混んでいることが多く、ゆっくりできないですよね。
イヤホンをして長時間勉強をしている学生もいますが、回転率で勝負している安価な喫茶店での長居は少し気を使います。
これに対して、値段の高い喫茶店は空いていることが多く、会話している人も少ないケースが多いです。
私と同じように、ひとりで自分の時間を堪能している人が多いように感じられます。
あと、会社員とは異なり、フリーランスの喫茶店の珈琲代は、仕事や勉強だと経費とすることができる点も大きいです。
話を戻します。
私はうつ病で会社員をやめることになりました。
振り返ってみると、仕事以外のことを考える余裕は、あまりなかったような気がします。
しかし、フリーランスになってからは、視野を広げて、さまざまなことができるようになりました。
・平日に堂々と病院・市役所などへ行くことができるようになった
・平日の空いているときに散髪ができるようになった
・どこで仕事をしていても、出費をほぼ経費にできるようになった
・休日はゆっくり休んで、子供に勉強を教えたり遊んだりできるようになった
・満員電車に乗る機会がなくなった
・月曜から金曜まで週5日も働かなくてもよくなった
・上司からの評価、部下の評価から開放された
・好きな仕事を自由に選べるようになった(嫌な仕事を無理にしなくてもよくなった)
・定年、社内規程、出張規程、副業規程などの細かいルールを気にしなくてもよくなった
・平日の日中もしくは晩に、温泉(スーパー銭湯)でゆっくりできるようになった
喫茶店では、仕事をするときも、勉強するときもあります。
ただ、私にとって一番大きいのは、喫茶店の提供してくれている空間の中に
「自由な私がいる」
という状況です。
この雰囲気によって、私自身が変化しているような気がするのです。
私自身が、自律的に、癒し・くつろぎを感じ取ることができているのです。
「誰にも縛られることなく、自分の意思で喫茶店で時間を過ごしている」
この自分自身の置かれているこのシチュエーションそのものが、なんとも言えない心地よい感覚を、私の中で生み出してくれているのです。
うつ病になっているから、そのように感じられるのか…
まだ私には分かりません。
ただ、喫茶店で自由な私がくつろいでいるという状況自体が、私にとって、とても心地よいのです。
モノでも時間でも空間でもない、私自身が自律的に変化できるようにしてくれているもの。
「心の癒し・治療サービス」
のようなものを、私は喫茶店に期待しているのかもしれません。