消費税の増税を味方につける方法…法人化による驚きのスキームとは?
消費税8%。
これが10%になり、さらに増税され…。
嫌な世の中になりましたよね。
軽減税率も複雑だし…。
と、ここまでは世間話。
私のように、フリーランスとして起業・活動している人にとっては、嫌な話ばかりでもないんです。
なんと、この増税を味方につけることができる方法が存在するのです。
消費税を味方につける方法
例えば、コンサルタントである私が、月額100万円の売上があったとした場合、税込108万円でお客さんに請求書を作ります。
ただ、この消費税8%(8万円)は、お客さんの100万円の支払いに対する消費税を、私の法人が一度預かっているだけなんです。
最終的に、私の法人が決算をするときに、まとめて預かった消費税を納税することになります。
しかし、なんと起業して最初の2年間は、この消費税を納めなくてもいいこと(免税)になっているのです。
なので、最初の2年間については、消費税がまるまるお得になることになります。
起業家として、これはおいしいですよね。
これは法人を立ち上げていなくても、個人事業主でも同じことです。
つまり、個人事業主を2年続けた後、法人を立ち上げると、2年間免税となるので、合計して4年間は、消費税が免税されることになります。
ただし、法人の設立と廃止を繰り返して、このスキームを続けることは禁止されていますのでご注意を!
消費税の免税期間
起業して最初の2年間は、消費税が免税となるので、消費税分はまるまるお得だということはお話しました。
それに加えて、年間の売上規模が一定額を超えない場合は、消費税を納税しなくてもいいという仕組みもあります。
そもそも、起業というのはハードルが高く、最初の頃は利益が出にくいため、少しでも税の軽減を行ってくれているのだと思われます。
私も起業したばかりの身分ですが、消費税の恩恵はかなり大きく感じています。
国民・一個人として、私は、高所得者も低所得者も平等に負担する消費税の増税には反対の立場をとっています。
しかし、フリーランスの起業家の立場としては、消費税は結構おいしい仕組みですので、うまく活用していきたいと思っています。
結局、税金やお金の話というのは、知っていることがすべてですね。
知らなかったり、さまざまな角度・視点から見ないと、大損をしてしまいます。
自分には関係ない話だと信じ込むのではなく、税金やお金に関する情報には、常にアンテナを張っておくことをおすすめします。