プロボノ活動…あなたのスキルで社会貢献してみませんか?
あなたは、自身の仕事に対して、どのような価値観を持っていますか?
・顧客や消費者が、自分の作った商品・サービスを喜んでくれる顔が見たい
・自分のスキルが高まるのが楽しくてたまらない
・家族を経済的に支えるためにイヤイヤがんばっている
さまざまな意見があるかと思いますが、基本的には、
「お金を稼いで豊かになりたい」
ということが大きな部分を占めているのではないでしょうか。
しかし、さまざまなアンケート調査を見てみると、
”お金を稼ぐことだけが社員の満足度を充足するものではない”
ことが分かってきました。
今回は、お金だけでない、やりがいや生きがいを重んずる「プロボノ」という働き方について見ていきたいと思います。
「プロボノ」とは?
あなたは「プロボノ」という言葉を聞いたことがありますか?
プロボノとは、社会人が自らの専門知識やスキルを活かして参加する社会貢献活動のことをいいます。
ラテン語の「公共の善のために」という言葉が語源になっています。
当初、プロボノは、弁護士など法律に関わる専門家による無料の弁護活動などに限定されていました。
しかし、税理士や会計士、経営コンサルタントといったフリーランスの士業や、普通の会社に勤める営業職、事務職などのホワイトカラーに広がっていきました。
東日本大震災以降は、被災地の企業やNPOに技術や情報、取引先を提供する支援活動も目立つようになってきています。
プロボノは、ボランティア活動のひとつの形態になります。
社会人が仕事を続けながら、また、その仕事を通して、専門スキルやノウハウを提供するということから、参加のハードルが低く、長続きしやすいという特徴を持っています。
また、プロボノ活動を通して、幅広い社会参加の機会、社会貢献活動をしているという自覚、自身のスキルアップも図ることができ、世界中で社員にプロボノ参加を促す企業も増えてきています。
プロボノ活動の始め方
残念ながら、日本では、まだプロボノ活動が浸透しているとは言い難いです。
会社の中では、出世すること・昇給することが第一の価値観になりがちで、生きがいややりがい、生産性の低下が指摘されるようになってきています。
しかし、会社の外でのボランティア活動となると、社会貢献により充実感・達成感はあるけど、自身のスキルを有効活用できないと言ったジレンマがありました。
これをマッチングするのが、プロボノ活動になります。
では、プロボノ活動で、自身のスキルを社会に還元したい場合、まず何から始めればよいのでしょうか?
プロボノの応募には、プロボノ志望者と、受け入れ団体をマッチングさせる団体を通じて仲介されることが多くなっています。
オンラインで探せる代表的な団体を次に紹介します。
https://www.servicegrant.or.jp/program/mamabono.php
これらのサイトでは、人手の足りない地方自治体やNPO団体が、プロボノを呼びかけていることが多いです。
プロボノで登録されている支援内容は、短いもので数日間、長いもので数ヶ月程度と、活動する期間が決まっているものが多いです。
テーマとしては、経営方針の決め方や、ホームページ、マニュアル作成など、その組織が苦手としている作業や、後回しになっている作業に対する支援内容が多くなっています。
プロボノと私の働き方との関わり
私は、本業と副業を両立させています。
本業では、収益性・生産性に重きを置いた、大企業向けのコンサルティング活動をしています。
副業では、本業のベースとなる、仕組みビジネス、不労所得を増やすことをモットーとしています。
どちらも、プロボノとは無縁のように見えますが、自身のスキルやノウハウを社会に還元したい思いはずっと持ち続けており、これはプロボノの思想そのものです。
・本業で生産性を上げ、余らせた時間でプロボノ活動をする
・ブログなどで、家計や社会貢献に関するノウハウを提供する
・本業で得たコンサルティングや経営のノウハウをNPOに提供する
私もまだまだですが、できることから、少しずつ、社会貢献をしていきたいと考えています。
あなたも、あなた自身のスキルを社会に還元して、達成感や生きがい・やりがいを取り戻してみませんか?