週3日だけ働く生活のきっかけ…常にプレイヤーであり続けること!
現在、私はフリーランスとして週3日だけ働く生活をしています。
特定の会社組織に属さず、自由に活動できる点においては、とても満足しています。
ただ、この生活ができるようになるまで、紆余曲折がありました。
週3日だけ働いて生活できるようになるための最初のステップ。
それは
「まず本業で努力をして、何かを得ること」
だと思っています。
今回は、その点に絞って、書いてみたいと思います。
週3日だけ働いて生活するメソッド
まず、私が週3日だけ働いて生活できるようになった道を簡単に紹介したいと思います。
詳細は上記記事に書いてますが、簡単にステップを見ていきます。
ステップ① | 会社員として、本業のスキルを磨く |
ステップ② | 本業を続けながら、副業を始め、給料以外の収益源を作る |
ステップ③ | 給料以外の収益源のメドが着いたら、会社員を退職し、時間的な自由を手に入れる |
ステップ④ | 社会的な恩恵の少ないフリーランスの弱みを強みに変える |
ステップ⑤ | 本業で生産性を高め、高単価を実現する |
ステップ⑥ | フロー型ビジネスとストック型ビジネスを組み合わせることで収益を安定させる |
ステップ⑦ | 別組織体を立ち上げ、自分がいなくても稼げる仕組みを作る |
本業で力を入れて、次に副業。
その後、本業でフリーになる道筋をつけて会社員を退職。
起業して節税をして、ビジネスを多角化。
最後に仲間を集めてリスクヘッジ。
よくある話のように見えますが、
「本業でフリーになる道筋をつけて会社員を退職」
という点がミソとなっています。
株式投資や不動産投資で成功して、会社員を退職したのではありません。
フリーになっても、本業を続けることができる算段がついたため、会社員を退職したのです。
この点、重要ですので、もう少し細かく見ていきたいと思います。
いつまでもプレイヤーであり続けること
私の本業はコンサルティング業です。
私も最初は、コンサルティング会社に勤務していました。
いわゆる会社員です。
そこで、さまざまな経験・スキルを身につけていきました。
ここで、あなたの会社とも結びつけて考えていただきたいわけですが…
コンサルティング会社の仕事について:
若手は、さまざまな知識を得ながら、データ分析や資料作成などを行います。
中堅になると、若手を管理し、顧客との各種調整・現場のマネジメントを行うようになります。
さらに上位の職位になると、顧客との契約交渉・組織・評価などのマネジメントを行うようになります。
ざっくり言うと、こんな感じです。
一般の事業会社でも、似たような感じなのではないでしょうか。
会社で出世したい人は、どんどん上の職位を目指せばいいと思います。
ただ、私のようにフリーランスとなり、週3日だけ働く生活をしたい人は一歩立ち止まる必要があります。
若手のうちは、上記のようにがんばることでスキルを身につけるとよいでしょう。
中堅になり、現場のマネジメントを行うのもよいでしょう。
しかし、さらに上位の職位、つまり組織のマネジメントや経営に近い立場になってしまうと、逆に、データ分析などの仕事ができなくなります。
コスト構造的にも、データ分析や現場の課題管理は、若手がすべきもので、上の職位になると、マネジメント系の仕事が増えてきます。
すなわち、プレイヤーでなくなってしまうのです。
監督・コーチになってしまうイメージです。
部長が最新技術でプログラミングはできないでしょうし、取締役がディープラーニングの仕組みについて知っていることは少ないでしょう。
会社という組織の中では、これは当たり前のことで、何も悪いことではありません。
しかし、フリーランスを目指す以上、上の職位になると、プレイヤーとしてのスキルが鈍ってくるのです。
実際、フリーランスになってから、案件を探す場合、内部組織のマネジメントや若手育成などの仕事はほとんどありません。
何かプレイヤー的な技術がないと、案件の幅が限定的なものになってしまいます。
募集案件の中には、発注側の責任者がいるため、あなたは雇われプレイヤーとなります。
このため、あなた自身が組織マネジメントをすることは少なく、常にプレイヤーとして働き続けることになります。
フリーランスのコンサルタントが、年齢問わず、なんでもできるのは、そういった背景があるのでしょう。
そこで、私は、常にプレイヤーとして、スキルを磨き続けています。
本記事執筆時、私は49歳ですが、大学院にも通っていますし、資格取得も続けています。
会社の中でえらくなりすぎた人で、フリーランスで成功するケースは非常に少ないように感じます。
そういった方々は、そもそも会社員のままで組織を大きくすることを選択しているのでしょう。
案件に囲まれて、順風満帆な生活を送っているフリーランスは、逆に、会社ではえらくならずにじっくりと充電していた人が多いように感じます。
むすび
プレイヤーであり続けること。
これが、会社員としてこなしていた仕事をフリーになっても続ける秘訣だと主張してきました。
ただ、フリーランスになると、これだけでも案件はとれません。
特定分野の技術だけでなく、人脈も重要だし、税金や社会保険の知識も必要となってきます。
副業をこなし、ダブルインカムにして、うまく節税するノウハウもあったほうがよいでしょう。
スーパーマンとまではいいませんが、プロ野球で言えば、選手 兼 交渉代理人のようなイメージです。
自分で交渉して、自分でプレイする。
すべて自己責任なので、
”週3日だけ働く”
などという自由な生活ができるようになるのです。
私の中では、副業の規模をさらに大きくして、早く、週2日、週1日と働く日を減らしていきたいと考えています。
そして、ブログのタイトルを「週3日…」から「週2日…」に変更したいです。
あ、会社の中での出世を目指す人にとっては、真逆の話でしたね。
フリーランスを目指す方についてはご参考。