週3日だけ働いて生活するフリーコンサルタントのビジネス情報局 https://free.kazukibi47.net 私は、アルバイト、就職(会社員)、転職、副業、投資、無職、個人事業主、起業、法人経営…すべてを経験してきました。安定して高収入だったコンサルティング会社をうつ病で退職となった後、無職の期間を経て、フリーランスのコンサルタントとして独立・起業。現在は、週3日だけ働いて生活するセミリタイア生活をしています。人生100年時代、先行きは不透明となり、細く長く働くことが求められてきています。そこで、本ブログでは、副業やスキルアップなど、会社に頼らずに生きていくためのノウハウを提供していきたいと思っています。 Sat, 31 Dec 2022 22:42:15 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.2.4 https://free.kazukibi47.net/wp-content/uploads/2019/10/cropped-money-512-300865-1-32x32.png 週3日だけ働いて生活するフリーコンサルタントのビジネス情報局 https://free.kazukibi47.net 32 32 はじめに(本ブログの主旨) https://free.kazukibi47.net/post-1901/ Thu, 31 Dec 2015 15:00:28 +0000 https://free.kazukibi47.net/?p=1901 当ブログを訪問してくださいまして、どうもありがとうございます。

私は、運営者の「かずきび」と申します。

1973年生まれの団塊ジュニア、いわゆるアラフィフ世代です。

大学卒業後、私は、コンサルティング会社を転々としながら、20年近く、業務改革コンサルティングの仕事をしていました。

結婚もして、子供3人にも恵まれ、マイホームも購入することができました。

絵に描いたような、幸せの日々でした…。

しかし、ある日、突然うつ病となってしまいました。

これにより、退職を余儀なくされたのです。

安定した高年収・会社員の地位から転落した瞬間でした。

何も手につかない日々…。

傷病手当金に頼る無職・引きこもり生活を1年近く続けました。

その後、個人事業主の期間を経て、小さな合同会社(マイクロ法人)を起業。

現在は、フリーランスのコンサルタントとして、さまざまなビジネスに挑戦しています。

本業のコンサルティング業だけでなく、副業の金融投資や不動産投資など、自由にスキルアップしながら、充実した日々を過ごしています。

スキルアップに関しては、学位取得やさまざまな資格にも挑戦し続けています。

そして、ブログのタイトル通り

「週3日だけ働いて生活するメソッド」

の考え方を模索・研究し続けています。

「週3日だけ働いて生活するメソッド」の詳細はこちらをご覧ください。

ただ、私に関して言えば、節約をがんばって膨大な貯金を作ったわけでもなく、働くことを完全にやめたわけでもありません。

40代でうつ病になって、家族・ローンを抱え、貯金もなく、フリーランス以外の選択肢がなくなっただけです。

”適度に働き、適度に投資し、適度に休む”

この絶妙なバランスを実現できているのが

「週3日だけ働く生活」

であり、結構、珍しいケースではないかと思っています。

本ブログのオリジナリティ・独自性はこちらをご覧ください。

週3日だけ働く生活になったノウハウ、有益な情報などを提供をしていきたいと考えております。

よろしくお願い申し上げます。

 

 

◆本ブログで扱っているジャンルはこちら

①案内・雑記

②生き方・働き方

③家計・生活

④健康・セーフティネット

⑤セミリタイア

⑥金融投資

⑦不動産投資

⑧資格・スキル

⑨複業・複業

⑩マイクロ法人経営・起業

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明けましておめでとうございます!2023年の「じぶん目標」宣言! https://free.kazukibi47.net/post-5400/ Sat, 31 Dec 2022 23:00:06 +0000 https://free.kazukibi47.net/?p=5400 新年明けましておめでとうございます。

本年2023年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

そして、本ブログにご訪問いただき、どうもありがとうございます。

早いもので、本ブログも、独自ドメインに移転してから5年半が過ぎました。

おかげさまで、月1回程度のマイペース更新ではありますが、なんとか運営を続けさせていただいております。

今回は、2023年第1回目の更新ということで、いつものように私事ですが…

「2023年のじぶん目標」

を宣言させていただきたいと思います。

お正月に「じぶん目標」を設定してブログ上で宣言。

その上で、年末にその目標が達成されたのかどうかを「じぶん分析」

このルーチン…

慣れてくると、結構いいですよ…。

2023年のじぶん目標

昨年2022年は、6つのじぶん目標に対して、3勝3敗の出来でした。

https://free.kazukibi47.net/post-4547/

言うまでもありませんが、2022年は、引き続き、コロナ禍で大変な年でした。

私自身、新型コロナに罹患しました。

2022年は本当に我慢の一年だったような気がします。

そして、2023年…

新型コロナ、物価高、猛暑、豪雨、台風…

など、まだまだ大変な年となりそうです。

私だけではないでしょうが…。

ただ、2022年、私は充電できた分、2023年は飛躍の年にしていきたいと思っています。

そこで、次の3つを「じぶん目標」として掲げてみました。

 

①法人として、5期目の決算を完了させ、6期目の経営の舵取りを行う

②個人の不動産投資について、ローンなしマンションを作る

③本業のコンサルタントとして、何らかの資格を取得する

 

①は言うまでもありません。

法人経営も6期目を迎え、さらなる安定基盤を構築していきたいと思います。

②は、具体的な目標です。

2022年にいろいろと仕込んだ結果、ローンなしマンションの実現が見えてきました。

2023年で完成させたいと思います。

③はどちらかと言えば、最近サボりがちなシステム系の資格がとれればいいかなと思っています。

目標達成の前提条件

私は現在、「週3日だけ働いて生活するメソッド」を実践中です。

https://free.kazukibi47.net/post-4687/

ただ、私は障害年金を受給中の身で、まだ体調も完全ではありません。

昨年も、一部のプロジェクトを遂行時、適応障害で休養しました。

https://free.kazukibi47.net/post-309/

これらの目標達成はすべて、

「健康であること」

が大前提となっています。

もちろん、自分の健康だけでなく、家族や知人といった関係者全員が健康であり続けることが一番重要だと思っています。

このため、2023年も、

「家族や知人など、みんなの健康」

を第一に考え、焦らずゆっくりと前に進めていきたいと考えています。

この記事を目にされた方も

「健康第一」

であることは、おそらく私と同じだと思っています。

お互い、体を壊さない範囲で、2023年の時代を進んでいきましょう!

今年もよろしくお願いいたします。

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2022年のじぶん総括…1年前のじぶん目標とのギャップ分析 https://free.kazukibi47.net/post-4547/ Fri, 23 Dec 2022 02:25:57 +0000 https://free.kazukibi47.net/?p=4547 本ブログに訪問いただき、どうもありがとうございます。

早いもので、2022年も残り約1週間となりました。

いかがお過ごしでしょうか。

私の2022年(令和4年)は、我慢の年だったような気がします。

後半巻き返しましたが、本業のコンサルティング業も紆余曲折。

安定感抜群の不動産賃貸業もじっくり我慢。

夏には新型コロナ罹患…。

https://free.kazukibi47.net/post-5272/

来年は飛躍の年としたいと思っています。

さて、本記事が、2022年最後の更新記事となります。

例年通り、1年前に立てたじぶん目標に対して、今年は実際どうだったのか、総括反省をしていきたいと思います。

2022年の最初に立てた「じぶん目標」に対する評価

2022年のはじめ、私は次のような目標設定をしていました。

https://free.kazukibi47.net/post-3467/

具体的に、私は、2022年の目標として、下記6点を掲げていました。

①法人として4期目の決算を乗り越え、さらなる経営基盤を構築する
②個人として不動産投資を組み換え、法人としての不動産投資を開始する
③自分の経営するマイクロ法人とは別に、他メンバーを含めた組織体を立ち上げる(合同会社かLLP)
④本業のコンサルタントとして、何らかの資格を取得する
⑤現在運営している3つのサイトを継続更新・充実させる
⑥相互リンクしてくれているサイトに感謝の意を示す

1つずつ、順番に振り返っていきたいと思います。

①法人として4期目の決算を乗り越え、さらなる経営基盤を構築する

私が立ち上げた合同会社は12月決算です。

このため、2021年1月から2021年12月までの期間の決算を2022年3月頃に行いました。

私の法人としては、第4期目の決算でした。

コロナ禍の中、現在、5期目も決算を迎えようとしており、5年以上もの間、法人経営が続いていることに感謝しつつ、決算を無事に終えることができました。

このため、本目標はOK(クリア)とします。

この調子で、引き続き、がんばっていきたいと思います。

②個人として不動産投資を組み換え、法人としての不動産投資を開始する

関西圏に8戸保有していた不動産の数を1戸だけ減らしました。

ただ、売却益を狙ったわけではなく、個人ではなく、法人で物件を買い進めるためのひとつの策です。

利益率も上がってきましたので、来年は法人での物件買い増しといきたいところです。

このため、本目標はOK(クリア)としたいと思います。

③自分の経営するマイクロ法人とは別に、他メンバーを含めた組織体を立ち上げる

これは、私だけの都合ではどうでもいきません。

当面、待ちの状況が続くことになりそうです。

このため、本目標はNG(保留)としたいと思います。

④本業のコンサルタントとして、何らかの資格を取得する

本業のスキルを磨くため、私は下記の資格を取得しました。

https://free.kazukibi47.net/post-4970/

https://free.kazukibi47.net/post-5106/

https://free.kazukibi47.net/post-5175/

このため、本目標はOK(クリア)とします。

この目標につきましては、単年で終わることなく、引き続き、スキル磨きには精進していきたいと思っています。

⑤現行運営している3つのサイトを継続更新・充実させる

本ブログの他に、私は3つのブログを運営してきました。

大阪で自由気ままに生きる道

大阪ノスタルジア

大阪で自由気ままに生きる道(別館)

ただ、このうち、メインブログである「大阪で自由気ままに生きる道」は一時休止中となっています。

その他のブログに関しても、ほぼ更新できていない状況です。

このため、この目標はNGと言えるでしょう。

⑥相互リンクしてくれているサイトに感謝の意を示す

上記同様、ブログ更新活動を一時休止しているため、このため、この目標はNGです。

申し訳ございません。

まとめ

以上、2022年の私の目標と結果をまとめますと…

目標①:OK(クリア)
目標②:OK(クリア)
目標③:NG(保留)
目標④:OK(クリア)
目標⑤:NG
目標⑥:NG

3勝3敗です。

冒頭のコメント通り、飛躍とはいかなかった年でした。

ただ、我慢を重ねた分、時間は味方してくれており、来年こそ、飛躍の年としたいと思っています。

自分のブログに目標や振り返りを書くと、なんとなく、気持ちが引き締まってきますよね。

ブログ上でなくても構わないので、あなたも1年の振り返りをしてみてはいかがでしょうか。

小さくて、少しがんばれば達成できそうな目標を立てると、

なんとなくやらなければ…

とモチベーションが上がってきますよ。

来年も大変な年になりそうですので、私も気を引き締めていきたいと思います。

そして最後に、お忙しい中、1年間、月1回しか更新のない本ブログを見てくださってどうもありがとうございました。

来年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。

では、良いお年を!

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稼げる仕事と好きな仕事…働き方の黄金律とは? https://free.kazukibi47.net/post-3084/ Sun, 06 Nov 2022 01:50:04 +0000 https://free.kazukibi47.net/?p=3084 あなたは今の仕事が好きですか?

好きだと言いきれる人は幸せですよね。

ただ、コロナ禍、海外情勢、少子高齢化、円安・物価高…

このように不確実性の高い現在の日本においては、

”仕事は好きではない”

と感じている人のほうが多いのではないでしょうか。

家族・子供・住宅ローンなどのために、しぶしぶ働いている人も多いと思います。

年齢も上がってくると、転職や独立など、身動きも取りにくくなりますよね。

すべての人に当てはまるというわけではありませんが、

「稼げる仕事」「好きな仕事」は別物であるケースが多いように感じます。

今回はこのあたりの働き方について見ていきたいと思います。

会社員としての仕事

まず、会社員のケースから見ていきましょう。

ずっと同じ会社に勤めていても、組織異動を経験したことのある人は多いのではないでしょうか。

「営業部から企画部へ」「製造部から経理部へ」などです。

年齢を重ねてくると「子会社への出向」というのもよくあるケースですよね。

いずれにしても、原則として、会社の方針には従う必要があります。

会社の中のどの部門で働いても、年収はあまり変わりません。

このため、できれば、居心地のいい自分の得意領域となる部門で仕事をしたいというのが正直なところでしょう。

会社員時代、私もそうでした。

ただ、経験したことがあるというだけで得意というのは少々無理があります。

経験と知識・知恵を融合し、体系的に、自分の引き出しからアウトプットできることが重要です。

ここで重要なのは、市場ニーズに合わせて、そのスキルを活用することができるかどうかということです。

つまり、単に得意領域を極めるということではなく、市場ニーズに合わせて価値を高めることが重要なのです。

そのような市場価値を保有していれば、高い年収のもらえる会社への転職が可能となります。

市場ニーズは、あなたの好き嫌いとは関係ありません。

市場ニーズに合わせて市場価値を高めることは、あなたの好きなことだとは限りません。

ここに「稼げる仕事」と「好きな仕事」のギャップが発生する原因があるのでしょう。

例を挙げると、現代社会で、レコード製造の職人とサブスク音楽配信の職人と、どちらのプロフェッショナルに需要があるかは明らかでしょう。

”長年、人工知能を研究していて、現代社会になって、ようやくAIが脚光を浴びてきて仕事が増えた”

というようなケースはまれでしょう。

「稼げる仕事」と「好きな仕事」は、多くの場合、別物なのです。

フリーランスとしての仕事

会社員の場合、上司の命令が絶対ですので、好きな仕事ができる確率は低いです。

しかし、フリーランスになると、仕事を選択できる自由があります。

ここに、自由であるが故の葛藤があります。

好きな仕事をしたくても、それが稼げる仕事であるとは限らないのです。

前述したように、市場ニーズのある仕事でないと稼げないからです。

しかも、好き嫌いの選択は、自分の収入に直結してきます。

嫌いな仕事を断ってばかりいると、最終的に仕事がゼロになり、収入が途絶えてしまいます。

このため、フリーランスこそ、会社員以上に、稼げる仕事を意識しておかなければならないのです。

かといって、嫌いだけど稼げる仕事をずっとこなしていては、会社員時代と変わりません。

収入が安定しない分、会社員のほうが幸せなのかもしれません。

この点は、私もいろいろと考えました。

そして、次の結論に至ったのです。

働き方の黄金律

「稼げる仕事」と「好きな仕事」のどちらを優先すべきか。

私は、この2択のどちらかを選択しようとしているわけではありません。

そこで、ここにもうひとつ、視点を加えてみましょう。

3つ目の視点は「不労所得」です。

不労所得とは、労働を伴わず、仕組みを作っておくことで収益を得られることを指しています。

例としては、

・不動産投資による家賃収入
・書籍出版の印税
・WEBからの広告収入

などを挙げることができます。

冒頭からテーマにしている「稼げる仕事」や「好きな仕事」はどちらかといえば、労働収入のことを指していました。

自分の時間を切り売りしてお金を得るモデルです。

しかし、この不労所得は仕組みづくりには手間がかかりますが、その後は労働を伴いません。

このため、次にように整理することができます。

・労働収入(労働を伴う収入):稼げる仕事、好きな仕事
・資本収入(労働を伴わない収入):不労所得(不労)

このように定義すると、我々はどこを目指せばいいのでしょうか。

【前提】

・会社員の給料は変わらない
・フリーランスの場合、稼げる仕事10に対する収益は10とする
・フリーランスの場合、好きな仕事10に対する収益は6とする
・不労所得による収益は4、拡大した場合は8とする

【論拠】

仮に会社員として稼ぐために、嫌な仕事をしていた人は、次のような比率で働いているのでしょう。

稼げる仕事にかける時間(比率) 好きな仕事にかける時間(比率) 収益
10 10

当然のことだと思います。この比率は、好きな部門に異動すれば次のようになります。

稼げる仕事にかける時間(比率) 好きな仕事にかける時間(比率) 収益
10 10

収益は変わりませんので、これは幸せな働き方ですね。

では、フリーランスになって、嫌な仕事をガンガンこなしている場合はどうなるでしょう。

稼げる仕事にかける時間(比率) 好きな仕事にかける時間(比率) 収益
10 10

会社員時代と変わりませんね。

逆に、フリーランスで好きな仕事ばかりしていると…

稼げる仕事にかける時間(比率) 好きな仕事にかける時間(比率) 収益
10

収益が減ってしまいました。

好きな仕事が稼げる仕事だとは限りませんので、死活問題です。

好きな仕事だけをして生活するのは難しいのでしょうか。

そこで、会社員時代に、不労所得の仕組みづくりをしていたとしましょう。

稼げる仕事にかける時間(比率) 好きな仕事にかける時間(比率) 収益
10 10(労働)+4(不労)=14

不労所得の分だけ収入は増えました。

ただ、本業の仕事は面白くない状態です。

では、会社員で不労所得しながら好きな仕事をした場合は…

稼げる仕事にかける時間(比率) 好きな仕事にかける時間(比率) 収益
10 10(労働)+4(不労)=14

好きな仕事をしつつ、安定した収入も確保する。

これが、会社員としてのあるべき姿かもしれませんね。

フリーランスになり、不労所得を続けたまま、稼げる仕事と好きな仕事を組み合わせると…

稼げる仕事にかける時間(比率) 好きな仕事にかける時間(比率) 収益
5(労働)+3(労働)+4(不労)=12

稼げる仕事の比率を落とし、不労所得の仕組みを拡大させると…

稼げる仕事にかける時間(比率) 好きな仕事にかける時間(比率) 収益
10 6(労働)+8(不労)=14

これがフリーランスとしてのあるべき姿でしょうかね。

ちなみに、私の場合、会社員時代、不動産収入という不労所得がありましたので、次のようなイメージでした。

稼げる仕事にかける時間(比率) 好きな仕事にかける時間(比率) 収益
10 10(労働)+4(不労)=14

うつ病で無職になった頃は、次のような感じでした。

稼げる仕事にかける時間(比率) 好きな仕事にかける時間(比率) 収益
4(不労)

フリーランスになり独立・起業し、労働時間を減らし、不労所得を拡大させると、次のようになりました。

稼げる仕事にかける時間(比率) 好きな仕事にかける時間(比率) 収益
3(労働)+3(労働)+8(不労)=14

個々人によって環境も異なるため、理想の比率は異なっているのでしょう。

私の場合は、現在がちょうどいい感じです。

究極の働き方の黄金率はどこにあるのでしょうか。

そして、あなたにとっての黄金律は…

一度、現実を客観視して考えてみてはいかがでしょうか。

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週3日だけ働く生活のきっかけ…常にプレイヤーであり続けること! https://free.kazukibi47.net/post-4111/ Sat, 01 Oct 2022 07:30:35 +0000 https://free.kazukibi47.net/?p=4111 現在、私はフリーランスとして週3日だけ働く生活をしています。

特定の会社組織に属さず、自由に活動できる点においては、とても満足しています。

ただ、この生活ができるようになるまで、紆余曲折がありました。

週3日だけ働いて生活できるようになるための最初のステップ。

それは

「まず本業で努力をして、何かを得ること」

だと思っています。

今回は、その点に絞って、書いてみたいと思います。

週3日だけ働いて生活するメソッド

まず、私が週3日だけ働いて生活できるようになった道を簡単に紹介したいと思います。

https://free.kazukibi47.net/post-4687/

詳細は上記記事に書いてますが、簡単にステップを見ていきます。

ステップ① 会社員として、本業のスキルを磨く
ステップ② 本業を続けながら、副業を始め、給料以外の収益源を作る
ステップ③ 給料以外の収益源のメドが着いたら、会社員を退職し、時間的な自由を手に入れる
ステップ④ 社会的な恩恵の少ないフリーランスの弱みを強みに変える
ステップ⑤ 本業で生産性を高め、高単価を実現する
ステップ⑥ フロー型ビジネスとストック型ビジネスを組み合わせることで収益を安定させる
ステップ⑦ 別組織体を立ち上げ、自分がいなくても稼げる仕組みを作る

本業で力を入れて、次に副業。

その後、本業でフリーになる道筋をつけて会社員を退職。

起業して節税をして、ビジネスを多角化。

最後に仲間を集めてリスクヘッジ。

よくある話のように見えますが、

「本業でフリーになる道筋をつけて会社員を退職」

という点がミソとなっています。

株式投資や不動産投資で成功して、会社員を退職したのではありません。

フリーになっても、本業を続けることができる算段がついたため、会社員を退職したのです。

この点、重要ですので、もう少し細かく見ていきたいと思います。

いつまでもプレイヤーであり続けること

私の本業はコンサルティング業です。

私も最初は、コンサルティング会社に勤務していました。

いわゆる会社員です。

そこで、さまざまな経験・スキルを身につけていきました。

ここで、あなたの会社とも結びつけて考えていただきたいわけですが…

コンサルティング会社の仕事について:

若手は、さまざまな知識を得ながら、データ分析や資料作成などを行います。

中堅になると、若手を管理し、顧客との各種調整・現場のマネジメントを行うようになります。

さらに上位の職位になると、顧客との契約交渉・組織・評価などのマネジメントを行うようになります。

ざっくり言うと、こんな感じです。

一般の事業会社でも、似たような感じなのではないでしょうか。

会社で出世したい人は、どんどん上の職位を目指せばいいと思います。

ただ、私のようにフリーランスとなり、週3日だけ働く生活をしたい人は一歩立ち止まる必要があります。

若手のうちは、上記のようにがんばることでスキルを身につけるとよいでしょう。

中堅になり、現場のマネジメントを行うのもよいでしょう。

しかし、さらに上位の職位、つまり組織のマネジメントや経営に近い立場になってしまうと、逆に、データ分析などの仕事ができなくなります。

コスト構造的にも、データ分析や現場の課題管理は、若手がすべきもので、上の職位になると、マネジメント系の仕事が増えてきます。

すなわち、プレイヤーでなくなってしまうのです。

監督・コーチになってしまうイメージです。

部長が最新技術でプログラミングはできないでしょうし、取締役がディープラーニングの仕組みについて知っていることは少ないでしょう。

会社という組織の中では、これは当たり前のことで、何も悪いことではありません。

しかし、フリーランスを目指す以上、上の職位になると、プレイヤーとしてのスキルが鈍ってくるのです。

実際、フリーランスになってから、案件を探す場合、内部組織のマネジメントや若手育成などの仕事はほとんどありません。

何かプレイヤー的な技術がないと、案件の幅が限定的なものになってしまいます。

募集案件の中には、発注側の責任者がいるため、あなたは雇われプレイヤーとなります。

このため、あなた自身が組織マネジメントをすることは少なく、常にプレイヤーとして働き続けることになります。

フリーランスのコンサルタントが、年齢問わず、なんでもできるのは、そういった背景があるのでしょう。

そこで、私は、常にプレイヤーとして、スキルを磨き続けています。

本記事執筆時、私は49歳ですが、大学院にも通っていますし、資格取得も続けています。

会社の中でえらくなりすぎた人で、フリーランスで成功するケースは非常に少ないように感じます。

そういった方々は、そもそも会社員のままで組織を大きくすることを選択しているのでしょう。

案件に囲まれて、順風満帆な生活を送っているフリーランスは、逆に、会社ではえらくならずにじっくりと充電していた人が多いように感じます。

むすび

プレイヤーであり続けること。

これが、会社員としてこなしていた仕事をフリーになっても続ける秘訣だと主張してきました。

ただ、フリーランスになると、これだけでも案件はとれません。

特定分野の技術だけでなく、人脈も重要だし、税金や社会保険の知識も必要となってきます。

副業をこなし、ダブルインカムにして、うまく節税するノウハウもあったほうがよいでしょう。

スーパーマンとまではいいませんが、プロ野球で言えば、選手 兼 交渉代理人のようなイメージです。

自分で交渉して、自分でプレイする。

すべて自己責任なので、

”週3日だけ働く”

などという自由な生活ができるようになるのです。

私の中では、副業の規模をさらに大きくして、早く、週2日、週1日と働く日を減らしていきたいと考えています。

そして、ブログのタイトルを「週3日…」から「週2日…」に変更したいです。

あ、会社の中での出世を目指す人にとっては、真逆の話でしたね。

フリーランスを目指す方についてはご参考。

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会社を辞めたコンサルタントが独立した時の仕事の見つけ方・働き方 https://free.kazukibi47.net/post-4014/ Sun, 18 Sep 2022 04:00:33 +0000 https://free.kazukibi47.net/?p=4014 私はフリーランスのコンサルタントです。

昔はコンサルティング会社に勤務していましたが、現在は、独立・起業して活動しています。

ご存知の通り、近年、コンサルティング会社は、外資系金融や商社を凌駕するほどの人気職種になってきました。

このため、私が独立・起業したと言うと、周囲からはかなりの興味を持たれます。

”そんないい会社をなぜ辞めたの?”

たしかに、そう感じるのは自然ですよね。

そして、会社を辞めて独立した場合、具体的に、どのように仕事を獲得するのかという点についても、興味あるところだと思います。

今回は、そのあたりのことを書いてみたいと思います。

大手コンサルティング会社の契約・商流について

まず、コンサルティングの仕事について、一般的な商流を紹介します。

人気企業として名を馳せている大手コンサルティング会社の顧客の多くは、一部上場の大企業です。

巨大なシステム投資や、重要な戦略策定について、大企業は、まず、この大手コンサルティング会社に声をかけます。

そして、ニーズがマッチすれば、契約に至ります。

大企業向けのプロジェクトで、コンサルタント1名だけで仕事をすることはほとんどありません。

通常は、コンサルタント4名を3ヶ月でいくら…

みたいな契約となります。

計算を簡略化するため、コンサルタント1名の月額単価(売価)を250万円だと仮定しましょう。

すると、1人1ヶ月あたり、250万円の報酬が、大手コンサルティング会社に入ってくることになります。

しかし、実際に大手コンサルティング会社で勤務しているコンサルタントは、月250万円の給料はもらっていません。

月単価250万円のコンサルタントであれば、月50万円(年収600万円)とか月60万円(年収720万円)あたりが相場でしょう。(若手をイメージしています。)

この差額は、コンサルティング会社に備蓄され、経営層や内勤の給料、内部留保として充当されます。

その代わり、働いているコンサルタントは上司からいろいろ教えてもらえますし、給料が滞ることはありません。

フリーランスの契約・商流について

次にフリーランスのコンサルタントが、どのような契約になっているのかを見ていきましょう。

先ほどの例で、大手コンサルティング会社は、大企業から月250万円をもらっていました。

フリーランスのコンサルタントも同じような契約をして月250万円をもらうことは可能なのでしょうか。

一概には言えませんが、大企業がフリーランスのコンサルタントと直接契約することは少ないと思われます。

個人事業など、規模が小さすぎると、大企業に銀行口座すら登録してもらえないのです。

そこで、フリーランスのコンサルタントは、大手コンサルティング会社と手を結びます。

そして、大手コンサルティング会社の一員(下請け)として、大企業の支援をすることになるのです。

契約上は、業務委託契約(準委任契約)となります。

この場合、大手コンサルティング会社は、フリーランスのコンサルタントと月200万円の契約をします。

大手コンサルティング会社は、最終顧客である大企業から月250万円をもらい、下請けのフリーランスのコンサルタントに月200万円を支払うのです。

物品の販売と仕入に近いですよね。

大手コンサルティング会社は、この差額50万円(この例では20%)をマージンとして受け取ります。

大手コンサルティング会社からすると、これは儲けであり、管理工数でもあります。

フリーランスのコンサルタントからすると、中抜きに見えますが、営業サポートや何か発生した場合のリスクヘッジになっています。

つまり、フリーランスのコンサルタントは月200万円を手にすることになります。

多いように見えますが、契約が終わると、収入は途端に0となります。

契約期間中に、多すぎるくらいもらっておく必要があることは言うまでもありません。

エージェント経由の契約・商流について

フリーランスのコンサルタントは、最終顧客である大企業と直接契約することは難しいことは先に述べました。

このため、大手コンサルティング会社を通して、大企業の支援をすることになることも先に述べました。

ただ、大手コンサルティング会社とのパイプ・人脈がない場合、どうすればいいのでしょう。

ここで登場するのが、案件と人材をマッチングする役割を担うエージェントです。

フリーランスのコンサルタントに代わって、エージェントは案件を見つけてきてくれます。

大手コンサルティング会社から見ると、エージェントを使って、必要な人材を見つけることになります。

エージェントは、インターネット上で会員登録した後、何回か面接を受けると、マッチング対象者となることができます。

このとき、好きな仕事や希望報酬などの諸条件を、きちんとエージェントに伝えておくことが重要です。

エージェント経由で仕事をする場合、お金の話はどうなるのでしょう。

最終顧客が大手コンサルティング会社に支払うお金が、月250万円。

大手コンサルティング会社がエージェントに支払うお金が、月200万円。

このとき、エージェントがフリーランスのコンサルタントに支払うお金は、だいたい月160万円くらいになります。

エージェントも月40万円(この例では20%)を中抜きし、営業マージンや管理バッファとしているのです。

このとき、フリーランスのコンサルタントの報酬は月160万円となります。

まとめ

コンサルティング会社に勤務すると、年間通じて、安定した給料が月50万円とか月60万円はいってきます。

大手コンサルティング会社と直接契約すると、契約期間中は、月200万円もらうことができます。

エージェント経由で仕事を探してくると、契約期間中は、月160万円もらうことができます。

こう見ると、コンサルタントとして独立して働く場合、大手コンサルティング会社とパイプがあることがいかに重要であるかが分かります。

ただ、エージェントは、フリーランスのコンサルタントのスキルをよく見てくれるので、ちょうどよい案件を紹介してくれます。

時期にもよりますが、DX・AI・SAP全盛期のこのご時世、登録するだけで、仕事はすぐにやってきます。

独立後は、まずエージェント経由での仕事を確実にこなし、大手コンサルティング会社とのパイプをじっくりと構築していくことが、案件獲得・収益向上への道だと言えるでしょう。

ちなみに、私の場合、転職経験が多く、大手コンサルティング会社とのパイプがもともとありましたので、エージェント経由よりも、大手コンサルティング会社からの直接契約のほうが圧倒的に多い状況となっています。

あまり公になっていないことを書きましたが、イメージわきましたでしょうか。

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49歳男、家族全員が新型コロナウイルス(オミクロン株)に感染して大変だった話 https://free.kazukibi47.net/post-5272/ Tue, 23 Aug 2022 04:00:12 +0000 https://free.kazukibi47.net/?p=5272 今回は、本ブログのテーマ「週3日だけ働く…」とは全く異なる話です。

私は49歳男で、妻と子供3人の5人家族です。

第1波から第6波まで、約2年間、新型コロナウイルスとは無縁の生活をしておりました。

そして、行動制限のない2022年の夏休み。

第7波にして、初めて、家族全員が新型コロナウイルス(オミクロン株:BA5)に罹患してしまいました。

思っていた以上に辛く、大変でしたので、そのときの体験談を書き留めておきたいと思います。

8月10日(水):発症0日目(発症日)

前日(8月9日)まで、私以外の家族(妻と子供3人)は、一週間ほど帰省していました。

私だけ、仕事のため、自宅でひとりテレワーク。

この間、私は誰と約束をしているわけでもなく、外食することもありませんでした。

外出したのは、コンビニへの買い物と通院くらいでした。(数時間です。)

そして発症日となった8月10日。

妻は一日中外出の予定でしたので、私は子供たち3人と近所の定食屋でランチしました。

私の身に異変が起きたのは、そのランチ後のことでした。

自宅に戻った途端、突然の頭痛と倦怠感。

熱を測ってみると39度超。

コロナか…?

ズキューンと撃たれたような頭痛。

インフル以上の倦怠感に完全にやられた感じです。

嫌な予感がしたため、私は子供たちのいる部屋とは別の部屋に閉じこもって眠りにつきました。

夕方になって、妻が帰宅。

私が目を覚ました時、40度の熱がありました。

その日の晩には最高41度まで熱は上がり続けました。

心配してくれた妻は、カロナールという頭痛薬・解熱剤を用意してくれました。

その薬を飲むことで、私の熱は一時的に39度まで下がりました。

その日の晩は、頭が痛く、ほとんど眠れませんでした。

8月11日(木):発症1日目

翌朝、私は40度前後の熱が続いてました。

しんどくて何も手が付かない…。

ただ、どこかの病院に行かなければ、これはまずそうだ…。

私はインターネットで調べまくりました。

しかし、タイミングの悪いことに、この時期はお盆休みです。

私のかかりつけ医をはじめ、ほとんどの医療機関は開いてません。

ましてや、発熱外来など、ほとんどやってませんでした。

何十件も電話しました。(このときは元気だった妻も手伝ってくれました。)

病院自体は開いていたとしても、

・かかりつけ医でないとダメ
・検査キットが不足している
・高齢者で基礎疾患がないとダメ

などの理由で、どこも検査してくれませんでした。

大阪府(自治体)のページに書いてあるサポートデスクのようなところにも電話をかけまくりました。

しかし、空いてない病院を教えてくれたり、時間外だったり、私にとって有益な情報を得ることはできませんでした。

他方、お盆で帰省するための元気な人向けの無料検査場はやっているとのこと。

社会活動を活性化させたい思いは理解できます。

しかし、40度の熱で基礎疾患持ち(睡眠時無呼吸症候群)の私からすると、なぜ、しんどいと言っている人には検査すらせず、元気な人の検査だけして、検査キットが不足しているのか、疑問でなりませんでした。

優先順位間違ってない?

私は日本独自の国民皆保険制度に疑念を抱きました。

そして、私自身、コロナかどうか検査もできない状況が続きました。

重症化するとやばいので、救急病院かホテルだけは確保しておかなければ…。

そこで私は、#7119に電話してみました。

#7119というのは、救急車を呼ぶかどうか迷っている人のためのダイヤルです。

コロナ前から、結構有名になってましたよね。

最近は、医療逼迫(というか崩壊)のため、救急車を呼べない状態になっています。

運よく救急車が来てくれても、簡単には病院に搬送できない状況になっています。(数時間待ちとかザラです。)

この限りある資源である救急車を軽症の人が呼んでもいいのか、どのくらいの症状がでたら救急車を呼んだらいいのか、素人では判断がつきにくいため、#7119というダイヤルが設置されたのです。

#7119の担当者は丁寧に教えてくれました。

・血中酸素濃度(パルスオキシメーター)の値が95%を切って息苦しかったら迷わず救急車を呼んでほしい
・睡眠時無呼吸用に使用しているCPAPはコロナを拡散させるためのものではないので、躊躇なく使って欲しい
・お盆の期間中であっても24時間365日やっている救急病院に連絡をとることは可能

息苦しくなってきたら、救急車を呼ばなくても、近くの救急病院に駆け込めばいいのか…。

私にとって有益な情報を教えていただき、私は少しだけホッとしました。

ただ、この時点の私は、まだコロナなのかかどうか、検査すらしていない状況でした。

8月12日(金):発症2日目

発症から2日目の朝9時半。

妻が、近所のとても小さなクリニックで抗原検査の予約をとってくれました。

昨日も何十件も医療機関に電話をかけてくれたので、妻には本当に助けられました。

そして、近所のクリニックの駐車場へ。

駐車場に停めている車の中での抗原検査は結果を見るまでもなく、ぶっちぎりの陽性反応でした。

この時点で、私の新型コロナウイルスは、発症日が8月10日、陽性判定日が8月12日と決定したわけです。

ということは、ルールに従えば、10日後の8月20日から社会復帰可能ということになります。

本日は発症日から2日目です。

熱は38度前後、パルスオキシメーターの値は96%から97%でした。

このとき、妻が買ってきてくれた「リングルアイビー」という市販薬。

私にとっては、この薬がよく効き、一時的に熱を2度くらい下げてくれました。

しかし、数時間ほどで効き目が終わると、寒気がして、熱は再び上がっていきました。

コロナは本当に辛いと改めて感じました。

お盆休みという特別な期間、医療機関が機能していないことを悟っていた私は、この日の朝10時、ホテル療養を希望する電話をしました。

本当は発症日の翌日にホテル療養の電話をかけていたのですが、陽性判定を待たないと無理と言われたので、どうしようもありませんでした。

ホテルなら、お盆期間中であっても、常駐している看護師もいますし、オンライン診療も可能となります。

そして、この日の14時、管轄の保健所から連絡がありました。

名前や住所などの基本情報の確認のみ。

システムで連携していないのかなと思わせる内容でした。

40度の熱があるしんどい人に漢字の書き方とか住所の読み方とか、杓子定規な質問ばかり。

マイナンバーとかで連携していないのか…。

保健所の人も忙しくて大変なんだろうという思いもありつつ、勘弁してほしいなという思いもありました。

ただ、後から聞いた話では、保健所のこの対応は、かなり手厚いことが分かりました。

後にコロナとなる家族のときは、スマホのショートメール1本だけだったそうです。

夕方17時。

午前中に予約していたホテル療養が明日からOKとの連絡がありました。

大阪では何百人もホテル療養待ちだと伺っていました。

ただ、私の場合、基礎疾患持ちということで、優先的に扱われたようです。

本当にありがたかったです。

このとき、熱は40度、パルスオキシメーターの値は96%から97%でした。

そして、一番、起きてほしくなかったことが、このとき起こりました。

子供たち3人が37.5度の発熱。

家族だけは感染してほしくなかった…。

家庭内感染は、ほぼ防ぎようがないため、部屋隔離などの対策はもはや無意味なのでしょう。

家族内感染については、マスク、消毒、換気などの基本的な感染対策に限界があることを申し上げておきたいと思います。

家族内は、すぐに感染します。(と経験豊富な医師も言ってました。)

8月13日(土):発症3日目

朝9時。

昨晩は微熱だった子供たちが40度近い熱があるとのこと。

お盆休み期間中にもかかわらず、私の検査をしてくれた、近所のクリニックへ電話。

子供3人(プラス妻)をまとめて抗原検査してくれることになりました。

子供たちは全員陽性。妻だけ陰性。

妻の検査結果は意外でした。

本当に陰性なのか、陽性だけど無症状なだけなのか…。

いずれにしても、家事のできる妻が元気なことは、私にとっては何よりでした。

全員がダウンしている状態が最悪なので、誰か一人だけでも元気であってほしい…。

そう願っていました。

子供3人に妻も含めた4人分、解熱剤をたくさん処方してもらいました。

本当にありがたいクリニックでした。

そして、重症化リスクのある私は、タクシーのお迎えにより、療養先のホテルへ。

タクシーの運転手とは一言も会話せず、一礼のみ。

療養先となる某ホテルの裏口から入所。

10分ほど簡単な説明を受けました。

周囲は、私のようなおじさんではなく、態度の悪そうな若者ばかりでした。

担当者がきちんと説明してくれているのに、

「なんで俺がこんなところに入らなあかんねん。」

みたいな態度でした。

お盆返上でがんばってくれている職員の人も。これではかわいそうだと思いました。

ホテルでは、体温計・パルスオキシメーターが貸与され、何よりも看護師が常駐していることが助かりました。

何かあっても(重症化しても)、すぐに連絡できる…。

ホテル入所後も、頭痛の激しかった私は、早速、看護師さんに連絡をとり、ホテルのオンライン診療の予約をしました。

8月14日(日):発症4日目

ホテル療養という安心感もあり、昨晩は少しだけゆっくりと眠れたような気がします。

ただ、頭痛と倦怠感はまだまだひどい状況でした。

1日3食の弁当を、指定の場所まで取りに行くのは本当に苦痛でした。

朝10時、初のオンライン診療です。

特別に用意された部屋に行き、机の上に配置されたiPadに向かっての診療です。

Facetimeを使った現代風のオンライン診療でした。

最初に、保険証提示・自己紹介。

その後、診察。

即興ながら、本当によくできたシステムだと思いました。

賛否両論ありますが、ホテル関係者や医療従事者は本当にがんばっています。

私は、頭痛と息切れ、倦怠感がひどい旨を伝えると、薬もその場ですぐに処方されました。

処方された薬を飲むと、体調はだいぶよくなりました。

熱は36度台、パルスオキシメーターの値は98%になりました。

ホテル療養は、定期的に、看護師さんが確認の電話を入れてくれるので安心感があります。

医療機関が逼迫(崩壊)している以上、このようなシステムは本当によくできていると思いました。

そんな中、私の身に、次に起こったのは、味覚障害です。

米、豆腐、お水が辛いのです。

このため、食事が美味しく感じられなくなりました。

味覚過敏といったところでしょうか。

本当にコロナは厄介な病気です。

こんなことインフルではなかった…。

8月15日(月):発症5日目

発症5日目。(ホテル療養3日目)

高熱ではありませんでしたが、薬のおかげで、37度台の熱が続いてました。

薬が切れると、38度台に逆戻り。

まだまだ、私の体の免疫がオミクロン株と戦ってくれていたのでしょう。

軽い頭痛と倦怠感。

咳に息切れ。

それに味覚障害。

水やいなり寿司が辛くて辛くて…。

免疫力を高めるために、食事は体の中に放り込む日々。

それでも、暇だとか早く外に出させてくれといった欲望は私の中にはありませんでした。

とりあえず、ホテルという名の病室で、早く元通りの体調に戻して欲しかった気がします。

そして、陽性判定の出ていた子供の面倒を見てくれていた妻も本日になって39度の発熱。

今までがんばってくれていたのに、やはり妻にも陽性判定がでたか…。

新型コロナ…

一体どれだけの人に迷惑をかけているのだろうと腹立ちました。

8月16日(火):発症6日目

発症6日目。(ホテル療養4日目)

症状的には、だいぶよくなってきて、風邪に似た雰囲気になってきました。

ただ、体全体にはまだまだ残る倦怠感。

あと数日で社会復帰できるのか不安でした。

子供たちの症状は、だいぶマシになっていたとはいえ、今度は妻の熱が39度台をウロウロ。

ホテル療養のため、手を貸してあげられない歯痒さ。

そして、周囲の家族・親族なども、気持ちだけで、何も手助けできない歯痒さ。

なんとも言えない、コロナの憎らしさを感じました。

8月17日(水):発症7日目

発症7日目。(ホテル療養5日目)

症状としてあるのは、味覚障害・嗅覚障害・軽い咳。

熱はほぼ平熱に近づいてきました。

咳は発作になったときが困るため、念のため、オンライン診断を希望したところ、

”寝れないくらいしんどい咳でないと受診を控えてほしい”

と言われました。

念のため薬がほしい…程度では受診を控えてほしいとのことだったのでしょう。

普段ならありえませんが、医療はよっぽど逼迫しているのだろうと痛感しました。

私はそのままYes返事をして、薬なしで乗り切ろうと考えました。

8月18日(木):発症8日目

発症8日目。(ホテル療養6日目)

熱はほとんどなく、体調は元通りに近いものとなってきました。

家族も妻を除いてはだいぶ快復してきたとのこと。

まだ外出することはできませんが、だいぶ普段の生活ができるようになってきました。

重症化しないことが大前提ですが、このコロナという病気。

感染するかしないかが大きく扱われますが、実際になってみると、

”重症化するかしないか”

が本当に分かれ目だと感じました。

はやり肺炎ですから。

しかも、薬もないという恐ろしい病気…。

自由に動くのは結構ですが、高齢者や基礎疾患持ち(私もですが)の方には、感染させないようにと改めて感じました。

8月19日(金):発症9日目

発症9日目。(ホテル療養7日目)

薬もなく、長引くホテル療養。

もうお盆期間は終わっていたので、ホテルでなくとも病院にお世話になることはできる状況でした。

オンライン診療も受診できないことが分かっていたので、もはや、ホテルを早く退所したいという思いが強くなっていました。

社会的に決まっている療養期間である発症後10日間の条件は明日で満たされます。

ただし、直近72時間で症状がないという条件もあるため、ここで熱がでると退所がさらに伸びることになります。

私も不自由ですし、他にホテル療養待ちをしている人にも申し訳ない気がしていたので、体調管理には気をつけました。

ただ、仕事柄、ビジネス書籍などをインプットしないといけなかったんですが、倦怠感との戦いで、ほとんど本の内容は頭に入ってこない状態でした。

8月20日(土):発症10日目

発症10日目。(ホテル療養8日目)

ホテル退所予定日。

ただ、事前に連絡があるわけではなく、私がお世話になったホテルでは、退所当日の朝11時に連絡がきました。

保健所の担当の方から、本日16時に退所してもいいとの電話です。

あと5時間も缶詰か…。

という思いもありました。

(ホテルでは、入所手続きが優先されますので、この5時間待ちは仕方がないとのこと。)

ただ、ホテルでいろいろお世話になった方々への感謝の気持ちもわいてきました。

お盆休みの期間も、ホテル療養者の食事やゴミの世話など、さぞかし大変なことだったと思います。

オミクロン株は感染力が強いため、かなりのリスクだったとも思います。

そして、退所予定時間の16時。

パルスオキシメータとホテルのキーを返却し、私はようやく外界(大阪の街中)へ。

ホテルに入所するときは、タクシーで隔離された状態でしたが、退所するときは、自分の足で帰ります。

慣れ親しんでいた大阪の街でしたが、10日間も日の光を浴びてなかったので、体の動きは鈍く、かつ暑さと湿度もあって、本当につらい帰路でした。

自宅まで約2時間。

だいぶ元気になっていた家族と再会できたときは、本当にホッとしました。

そして、この10日間、ホテル療養したにもかかわらず、お金という意味での支出はほぼゼロでした。

ただ、仕事ができなかったことは事実です。

私は医療保険(入院給付)に加入していました。

入院費の補填というよりも、就業保険的な意味合いで、後日、医療保険の請求も行いました。

この点は、お金の話ということで、傷病手当金も含め、別の記事で紹介したいと思います。

さいごに

2022年、本当に大変な夏休みでした。

行動制限のない夏休みどころか、結局、私はどこにもお出かけしませんでした。

どこかに遊びに行ったわけでもなく、誰と食事に行ったわけでもないため、未だに感染源は特定できていません。

何が悪かったのか、未だに分からない状況です。

ただ、家族の中では、おそらく私が感染源だったことは確実なのでしょう。

そして、感染から2週間近く経った今でも、まだ嗅覚や味覚は完全ではありません。

倦怠感も残っています。

今回は、我が家の家族5人全員がコロナに感染しました。

今回、運が良かったと思ったのは、下記3点です。

・子供たちにあまり手がかからなかったこと(赤ちゃんではないので元気になったらお手伝いなどができた)
・大人が感染した時期がずれていたこと(感染初期の大変だった時期に妻が動けた)
・重症化リスクのある高齢者(おじいちゃん、おばあちゃん)と同居していなかったこと

子供が小さく、かつ大人2人や高齢者が同時に感染してしまったら、本当に大変だと思います。

そんな厄介な新型コロナウイルスですが、今回、実際に罹患したことで、私自身が理解・痛感したことは下記6点です。

①オミクロン株はいつどこで誰が感染するのか予期できない(誰でも感染の可能性がある)
②家族内感染は確実に起こる(感染対策はあまり意味をなさない)
③オミクロン株は、風邪やインフルよりも辛いケースもあるので、全員風邪の症状だという認識は捨てる
④軽症は酸素吸入していないだけで、40度の熱が一週間続いても軽症だという認識をもつ(無症状とは異なる)
⑤オミクロン株に感染したときの大変さはピークに依存する(普段なら大丈夫でも医療逼迫時やお盆休みは厳しい)
⑥医療従事者や保健所・ホテルなどの人にはきちんと感謝する

特に強く言いたいのは、⑥ですかね。

ホテル療養していた方々は、なんとなくイライラしている人が多く、感謝の意が不足しているように見えました。

口論しているような場面にも何度か出くわしました。

医療従事者が悪いわけではないんですよね。

困っているときには、お互いに感謝しつつ、気持ちいい社会であってほしいと思いました。

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不労所得を獲得するまでのロードマップ…本業→不動産投資→金融投資! https://free.kazukibi47.net/post-4556/ Tue, 02 Aug 2022 01:00:33 +0000 https://free.kazukibi47.net/?p=4556 巷で流行っているFIRE(経済的自立と早期退職)。

このFIREまでの道筋はさまざまなケースがあります。

ただ、その真髄は、勤労収入を不労収入に変え、自由を手にする点にあります。

この勤労収入を不労収入に変える方法こそが、誰もが知りたいネタとなっており、FIREブームを引き起こしているのでしょう。

そこで、今回は、勤労収入を不労収入に変えていく道筋(ロードマップ)について、考えていきたいと思います。

不労所得を獲得する2つの方法

普通の会社員は仕事をして働くことで収入を得ています。

いわゆる「勤労収入」に頼っています。

自分の時間を切り売りして、収入に変えているとみることもできます。

サラリーマンは人生の約3分の2を、この勤労時間か睡眠時間に費やしていることになります。

少し細かい話になりますが、勤労所得とは、仕事することで得た勤労収入から支出を差し引いたものとなります。

つまり、勤労所得を増やすということは、次の2通りしかありません。

①支出を減らす
②勤労収入を増やす

もともと多くの資産を保有する大富豪でない限り、普通のサラリーマンであれば、上記2つの方法で貯蓄を増やしていくことになります。

そうすることで、FIREやセミリタイアといった自由を手にすることができるようになります。

不労収入を目指す場合、ほとんどのケースでは、資産運用がベースとなっています。

資産を運用するためには、多くの資金が必要となってきます。

多くのFIRE達成者やセミリタイア達成者の記事を見ると、ほとんどが何千万円という資産を運用しています。

では、この何千万円という資産をどうやって貯めたのか?(または積み立てたのか?)

何もないところから資産運用はできません。

金融投資にしても不動産投資にしても、なんらかのタネ銭が必要となってくるはずです。

そこで、上記①と②、つまり、支出を極限まで減らすか、勤労収入を増やすことが必要となってくるのです。

不労所得獲得までの最初のステップ

不労収入を獲得するためにはタネ銭が必要であることは先に述べました。

そこで、勤労収入を増やすわけですが、その方法には次の2つがあることも述べました。

①支出を減らす
②勤労収入を増やす

FIRE達成者は、①支出を減らす、つまり節約によって達成しているケースが多いように見えます。

このご時世、会社からの給料(勤労収入)が一気に増えること可能性は低いでしょう。

そこで、無駄遣いを減らすことで、節約していくわけです。

手取り20万円であれば、金融投資のための積み立て資金として、3万円を積み立てるようなケースです。

すると、1年後には36万円となり、10年後には360万円を貯めることができます。

評価益や配当なども含めて、400万円くらい貯まったとしましょう。

この400万円を利回り3%で資産運用すると、年間収入は12万円。

毎月20万円あった勤労収入を上回るケースは低いと言えるでしょう。

金融投資で結果を出すためには、それなりの規模の資金が必要となってくるのです。

仮に5000万円程度の大きな貯蓄があったとしましょう。

すると、これを投資に回すことで、利回り3%でも、年間150万円、月額にして13万弱となり、なんとか生活できるかもしれません。

しかし、この5000万円というタネ銭を貯めるのに、一体どれほどの期間が必要となってくるのか…。

これは個々人のライフスタイルによって異なります。

がんばって節約することにより、FIREを目指すことはアリだと思います。

節約は、手っ取り早く着手しやすいので、すぐにでも始めるとよいでしょう。

しかし、私の場合、子供3人に住宅ローンもありました。

無駄遣いすることもなく努力してみましたが、節約するには限界がありました。

このため、私は、①の支出を減らす方法はとれませんでした。

そこで、②の勤労収入を増やすことを考えたわけです。

勤労収入を増やしていこう

勤労収入を増やす方法。

これには3つの方法があります。

①会社からの評価を高め、給料・ボーナスを増やす
②給料の高い会社に転職する
③会社員ではなくフリーになって自分で稼ぐ

①は会社の評価制度に依存するため一概には言えません。

いくらがんばっても、会社の属する業界が下火だと、給料・ボーナスは増えません。

しかも、年功序列・終身雇用が崩壊した現在、会社からの収入に依存する一本足打法はハイリスクであるとも言えるでしょう。

そこで、②のように、同業種・異業種への転職により年収をアップさせることを考えます。

私自身、30代の頃、2回ほど転職をして、年収をアップさせることに成功しました。

しかし、若いうちは転職することも可能ですが、40代50代になってくると、市場は厳しくなってきます。

私自身も40代、アラフィフとなり、この手はとれなくなってしまいました。

そこで、③のフリーになる選択肢がでてくるわけですが、これも簡単ではありません。

私はコンサルティング業界に属しています。

この業界では、人材流動化が激しく、転職や独立が多い状況でしたので、私は独立の道を選択しました。

しかし、他業界でこのように踏み切れるケースは少ないでしょう。

不労収入を獲得するために、節約の道がとれないとなると、収入を増やすしかありません。

このためには、上記①②③のいずれかをがんばるしかないわけです。

あと、副業するという道もありますが、前述のとおり、金融投資や不動産投資はタネ銭が必要となってきます。

このタネ銭をどこから用意すればいいのかを考えると、本業の重要性をわかっていただけると思います。

それ以外の副業(サイドビジネス)として、インターネットからの広告収入や、せどり・メルカリなどの売買収入、全く新規のビジネスなどが考えられます。

しかし、会社員を続けながらの活動だと、事業規模が大きくなりにくいでしょう。

やはり本業をなんとかする必要があると考えています。

https://free.kazukibi47.net/post-3269/

本業から不動産投資・金融投資へ

本業をがんばることで、投資資金を蓄積することができれば、いよいよ投資運用の開始です。

金融投資や不動産投資など、一定規模の資金があれば、軌道にのせることはそれほど難しくありません。

金融投資の場合は、つみたて方式でリスクを分散させます。(ドルコスト平均法)

不動産投資の場合は、ある程度の頭金を用意した上で、最適なローン比率を確定させます。(レバレッジ運用)

どちらを始めるかは、個人の趣味・意向によります。

私の場合、事業化したのは、不動産投資が先でした。

もう一度、生まれ変わっても、金融投資の前に不動産投資を開始するでしょう。

金融投資は、規模を大きくするまでに、為替、株式市場、景気など、さまざまな変動要因を織り込む必要があります。

つみたて運用とはいえ、資産の変動が激しいため、精神的によくないのです。

自分自身で資産をコントロールできないイメージとでもいうのでしょうか。

その点、不動産投資は「立地」さえ間違えなければ、家賃収入は安定そのものです。

リーマンショックやコロナ禍では、市場は大きく変動しました。(昨年の米国株は好調でしたが、今年は…。)

しかし、家賃収入には、ほとんど変化がありません。

私の保有する不動産でも、コロナ禍によるダメージはゼロでした。

ある程度、収益を見通すことも可能ですし、規模を拡大させることで、空室リスクなどのリスクヘッジにもなります。

不動産を保有していることを忘れるくらいの精神状態で運用することができます。

ローンの金額も家賃収入から支払うことで、時間さえ経てば、何もすることなく残債は減ってきます。

時間が味方してくれているのです。

繰り上げ返済することで、月々のキャッシュフローを雪だるま式に向上させることも可能です。

ローンには団信もついていますので、生命保険の代替とすることも可能です。

相続税対策としても、不動産投資は有効です。

不動産投資は、勤労収入とは異なった視点で、生活基盤を整えてくれることでしょう。

ある程度の手残りができると、これを次の不動産購入のための頭金に活用します。

自分が勤労することなく、自分の判断だけで、売上規模が拡大する感覚は経験者だけが味わえる感覚です。

また、不動産収入が一定規模になったら、金融投資のタネ銭にすることも可能です。

最初の投資としては、やはり安定した不動産投資を選択するほうが無難だと思います。

このため、FIREへの王道である「節約パターン」を除けば、

「本業→不動産投資→金融投資」

という道が、不労収入獲得までの有力な選択肢となりうるのではないかと、私は考えているわけです。

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うつ病になる前に!「逃げ場」の重要性…会社・社畜生活に疲れた人へ… https://free.kazukibi47.net/post-5224/ Mon, 18 Jul 2022 06:10:59 +0000 https://free.kazukibi47.net/?p=5224 私はフリーランスのコンサルタントで、現在、週3日だけ働くセミリタイア生活をしています。

こうなったきっかけは、最近問題となっているうつ病適応障害でした。

このときの体験をまとめたものを、私は、2017年に電子書籍

「”逃げ場”を創って楽になろう!」

として出版しました。

しかし、2022年7月時点において、Amazonで購入することはできなくなっています。

そこそこ販売実績もあったんですが、情報の鮮度の件もあり、2020年に販売を一時停止としたためです。

今回は、この絶版となった私の著書に関して、使えそうな情報だけアップデートし、考え方を要約したものを紹介したいと思います。

うつ病、適応障害に悩まされている方々には是非、お付き合いいただければと思います。

サラリーマンの過酷な環境

思い出したくない東京での出来事

ある秋の朝、私は東京駅の新大阪行き新幹線ホームにいました。

疲れ果てた顔に、しわしわのスーツ。

目もうつろ。

空は晴れていましたが、私の心は完全に曇っていました。

私の自宅は大阪にあります。

しかし、コンサルティングという仕事の特性上、東京のクライアント先に出向くことがとても多いのです。

年間の8割近くは出張先で過ごしていました。

長引く東京出張。

思ったように進まないクライアント先でのプロジェクト。

私の中には、見えない何かが蓄積されていったのでしょうか。

 

1週間前…

仕事で疲れ果てていた私は、朝、銀座の喫茶店でコーヒーを飲んでいました。

朝の喫茶店での時間は、つらい出張生活の中、私にとっては、唯一のやすらぎの時間となっていました。

朝の時間は、誰にも干渉されることがありませんでした。

・趣味の読書
・今日の仕事の段取り

私にとって、朝の時間は、頭の中を整理するための、貴重な時間でもありました。

にもかかわらず、この日は、少しおかしな空気が流れていました。

読書中、文章を目で追いかけることはできても、内容が全く頭に入ってこないのです。

焦った私は、新聞のテレビ欄やスポーツ欄に目を通しました。

何が書かれているのか理解できない…。

難しい内容でもないのに、なぜ…。

明らかに違和感はありましたが、私は気にすることなく、仕事に出向きました。

そして、打ち合わせ。

立場上、私は進行役を担当することが多いです。

打ち合わせの議題を決めて、課題や決定事項を整理していく重要な役割です。

ただ、朝の違和感が現実となりました。

打ち合わせの内容を全く理解できないのです。

打ち合わせの内容は、昨日まで、私が考えて、このようにしようと提案したものだったはず…。

一番理解しているはずの私がなぜ…。

おまけに、打ち合わせに出席している人の発言についても、ほとんど理解できない状況。

この人たちは一体、何を話しているのだろう。

私は、熱もないのに、目も頭もまわってきているような気がしていました。

このため、私は、進行役を一時的にメンバーに任せ、クライアント先を後にしたのです。

どの電車に乗ったのか、私は覚えていません。

ただ、気がついたら、銀座の心療内科にいました。

アンケートをいくつか記入した後、問診。

「明確なうつ病ですね。」

ストレスのかかる仕事という認識は持っていましたが、まさか自分がうつ病になるとは…

思ってもいませんでした。

「どうやったら治りますか?」

「まずは、薬で、今の精神状態を落ち着かせます。当面、仕事は休んだほうがいいでしょう。」

私は、診断結果をプロジェクトメンバーや関係者に伝え、休暇をもらうことにしました。

すべての仕事を投げ出した形になりました。

このため、何の罪もない残されたプロジェクトメンバーには、感謝の気持ちでいっぱいです。

しかし、当時は、そのようなことを考える精神状態ではありませんでした。

とりあえず、ゆったりと過ごしたいという他はありませんでした。

薬の効果もあり、ぼーっと過ごすことが多くなりました。

今までは、あれだけ懸命に仕事をしていたのに…

世の中のすべてのことが、別にどうなってもいいような感じがしていました。

私は、周囲の理解もあって、大阪で一時療養することになりました。

そして、東京駅の新大阪行き新幹線ホーム。

私は、もう当分の間は、東京に戻ってくることはないだろうと予感していました。

そして、その予感は的中し、私は長い長い療養生活に突入することになるのです。

増加する精神疾患

厚生労働省の調査によると、日本のうつ病の患者数は、増加傾向にあることが分かっています。

うつ病の患者数は、

・1996年は40万人
・2005年は90万人
・2011年は95万人
・2014年は111万人
・2017年は127万人

となっています。

患者数でみると、ここ20年で3倍以上も、増えていることになります。

これは医療機関を受診した人の統計なので、受診をためらっている人や気づいていない人も含めると、さらに多くの人が、うつ病に悩まされていると言われています。

また、うつ病をはじめとする精神疾患は、自殺の原因として社会問題にもなっています。

年間3万人とも言われる自殺者の75%に精神疾患があり、その46%はうつ病であるという調査結果もでているのです。

さらに、最近は、中高年の自殺が急増していると言われています。

その背景には、長時間労働やストレス、パワハラなどが原因でうつ病になるケースが多いことが挙げられます。

いわゆる過労自殺というものです。

このため、ガン、脳卒中、心臓病、糖尿病の4大疾病に、精神疾患が加わることになり、5大疾病と言われるようになりました。

このように、うつ病は、誰も無視できない社会問題となってきているのです。

このことをまず受け止めることが重要なのかもしれません。

うつ病など、自分は関係ないと言う思考そのものが、私のように、突然の発症を招くことにもなりかねないのです。

うつ病は、とてもこわい病気です。

うつ病は、精神を犯すだけでなく、長期間、肉体的にも経済的にもダメージを与えていくものだ…

ということを、肝に命じなければなりません。

本記事を作成するにあたって

このように、うつ病をはじめとする精神疾患は、サラリーマン生活とは無縁のものではなくなってきています。

私も、このような話題は、ニュースでは聞いていましたが、まさか自分に降りかかってくるものだとは思ってもいませんでした。

しかも、突然…。

そして、今になって言えることがひとつあります。

それは、自分がこのような状況になる前に、もっと予防や対策をしておけばよかったということです。

うつ病になった後、どのように治療していくのか。

何が効果的なのか。

経済的にはどうなるのか。

会社生活はどうなるのか。

もっといろいろ知っておけばよかったということです。

あなたが子どもの頃、次のようなことを習いませんでしたか?

「何事も途中で投げ出してはいけない!」

しかし、今の私が自信をもって言えるのは、

「手遅れになる前に、”逃げ場”を創って逃げ出せ!」

ということです。

私は、無知であったため、さまざまな失敗をしてしまいました。

子どもの頃に習ったことを、中高年になっても忠実に遵守していると、下手すれば大変なことになります。

あなたはもう、子どもではないのです。

もう若くもありません。

うつ病の本は多数出版されていますが、「逃げ場」として、それを支援する本はあまりなかったので、私自身が記事を書くことにしました。

そして、私自身の体験談をもとに、この「逃げ場」をマニュアルとしてまとめたのが本記事となります。

決して、うつ病の治療の本ではないことに留意していただきたいと思います。

「逃げ場」は大きく分けて、次の4つのカテゴリーに分けることができます。

①「病気」の逃げ場
②「仕事」の逃げ場
③「お金」の逃げ場
④「心」の逃げ場

①は、病気を治すために、まずどこへ駆け込めばいいのかを示しています。

該当する人は、手遅れになる前に、ぜひとも、早期に現状から逃げ出してほしいと思います。

②は、仕事や会社に関して、どのように考えていけばいいのかを示しています。

うつ病になったからといって、会社をすぐに辞める必要はありませんが、他にも逃げ場がいくつかあることも理解してほしいです。

③は、病気になったときの、経済的な逃げ場であるセーフティネットに関するものです。

うつ病は完治するのに時間がかかります。

経済的なセーフティネットをきちっと理解しておかないと、悲惨な目にあうリスクもあります。

④は、心のケアです。

私の実体験をもとに、効果的な療養生活を過ごすための方法を記載しています。

同じような状況で苦しんでいる中高年サラリーマンに、安心感を与えるために、これらの「逃げ場」を紹介していきたいと思います。

ぜひ、重度のうつ病になる前に、知っておいてほしいと思います。

①病気の「逃げ場」

うつ病になったらまず休もう(有給休暇)

うつ病になったら、仕事のことは一旦すべて忘れて、ゆっくりと休むのがいいです。

今日明日を休むことで、治るものではありませんが、休むことは、うつ病にとって、最大の薬となります。

まず、あなたには、有給休暇が残っているかどうかが重要になってきます。

私は、仕事中、ほとんど休みをとっていなかったので、有給休暇が40日近くも貯まっていました。

本来、休暇は家族サービスや娯楽のために使うものです。

このため、療養に使うと、もったいない気もしていましたが、うつ病になってしまった以上、仕方がありません。

うつ病も軽度であれば、この有給休暇の期間を利用して、復職するケースも多々あります。

この場合は、心療内科の先生の指示に従い、復職した後の自分の仕事を、会社に確認・調整する必要があるでしょう。

ただし、無理に復職してはいけません。

なぜなら、うつ病には再発する危険性もあるからです。

次のようなデータがあります。

今までにうつ病に1回なった人が再発する率は50%
今までにうつ病に2回なった人が再発する率は75%
今までにうつ病に3回なった人が再発する率は90%

恐ろしいデータです。

いずれにしても、有給休暇の日数はきちんと把握しておきましょう。

会社の就業規則をきちんと確認しよう(病気休暇)

有給休暇を使い切ったら、あとは何があるのでしょうか。

それは、会社によって異なるので、私にも分かりません。

ただ、あなたの会社にも、就業規則は確実にあると思います。

その就業規則に、目を通してみましょう。

病気になったときのルールが書いてあるはずです。

例えば、よくあるのが「病気休暇」です。

「病気休暇」とは、有給休暇とは別に、病気になった場合は、何日か休暇をとれるというものです。

勤続年数や役職によって、違いはありますが、私の場合はこれで数ヶ月間、休むことができました。

ただし、病気休暇は、文字通り、病気のための休暇なので、医師の診断書を会社に提出する必要があります。(当然ですよね。)

ちなみに、この病気休暇中も、給料はもらえるケースが多いと思われます。

心配ならば、就業規則を確認してみてください。

産業医に相談してみよう(産業医)

会社の規模にもよりますが、産業医は、会社との契約の下で、労働者の健康管理、就業制限や就業上の配慮に関する助言と指導、休職や復職の判断、労働衛生教育などを行っています。

端的に言うと、あなたが働けるか働けないかを判断してくれる医師が産業医となります。

よって、産業医は疾病の診断や治療は行いません。

診断や治療は、外部の心療内科の医師に委ねることになるでしょう。

この産業医は、職場に関する話を聞いてくれるので、なんでも相談してみるとよいでしょう。

心療内科に行ってみよう(心療内科)

最近、どこも混んでいる心療内科。

うつ病などの精神疾患が増えてきている以上、心療内科の先生もとても忙しいようです。

心療内科の先生は、病気や薬だけでなく、復職や生活全般の相談にものってくれます。

最終的に復職へのGOサインを出してくれるのも、傷病手当金受給のための診断書を書いてくれるのも、心療内科の医師の仕事になります。

この人と馬が合わないと悲惨な目にあいます。

眠れない時、気分が悪い時、ストレスを感じた時、まずは、心療内科の先生に相談してみるとよいでしょう。

②仕事の「逃げ場」

会社に籍をおきつつ療養しよう(休職)

うつ病は治るまでに時間がかかります。

やはり、普通のサラリーマンが、まず不安に思うのは、仕事のことではないでしょうか。

有給休暇や病気休暇を使っても、まだ治らないこともあるでしょう。

まず、事前に確認しておく必要があるのは、やはり会社の就業規則です。

ここに、勤続年数や役職に応じて、休職期間が定められているはずです。

休職というのは、会社から給料はもらえないけど、会社に籍を置くことのできる期間のことを指しています。

休職期間中に、うつ病が治った場合は、もとの会社に復職することが可能となります。

しかし、休職期間を過ぎると、会社員の身分がなくなり、無職となります。

会社から見ると、休職期間中も、あなたの社会保険料の支払いを半分、負担することになるため、永久にあなたの面倒をみることはできないのです。

休職期間は、通常、数ヶ月が与えられるので、この期間に療養し、復職や転職をするケースが多いようです。

環境を変えるために転職しよう(転職)

仕事でうつ病になるということは、あなたが属している環境に問題があることが多いです。

つまり、あなたが会社から離れることが、一番の良薬になる可能性が高いです。

ここに中高年サラリーマンの葛藤がでてきます。

自分には家族がいる。

住宅ローンもある。

年齢的にも就職活動は厳しい。

環境を変えることがいいのは、理解していても、現実的に、簡単にはいかないのです。

うつ病は再発率が高いです。

同じ環境に戻ると、再発するケースも多々見受けられます。

再発した場合は、精神疾患が慢性化し、結果として、同じ選択を迫られることになるリスクもあります。

つまり、根本解決したことにはなりません。

こうなった場合、勇気を出して、転職することも視野に入れなければなりません。

休職期間中は、このことを、ゆっくりと考えればいいと思います。

退職の決断をすることはまだ先でいいのです。

休職期間が終わる頃に、自分の心と家族と会社に相談して決めればいいのです。

後に述べるが、傷病手当金を受給した後は、失業手当をもらうことも可能です。

就職するのに、時間は与えられているので、焦らず、今の自分に一番合っている道を選択するべきだと思います。

退職して会社に出戻る道を考えてみよう(再就職)

就職先が見つからない、もしくは、採用される見通しが立たない場合、自分の会社に出戻るのもひとつの手です。

今、所属していた部門を変える、役割を変える等、そこには、あなたの知らない世界もあるはずです。

休職期限が終わる頃、会社と相談してみればいいと思います。

もし、あなたが会社から必要とされている人材であり、かつ、あなた自身が、そこに戻っても、なんとかやっていけるということであれば、自分の会社に戻るというのが、一番リスクの少ない方法になります。

このためには、会社を一時退職するときに、円満に退職する必要があります。

もちろん、療養が第一ですが、引き継ぎやメールのやりとりなどはきっちりと対応しておいたほうがよいでしょう。

転職先に困ったら起業しよう(起業)

就職先が見つからない、もしくは採用される見通しが立たない場合、出戻り再就職をすること以外に、もうひとつだけ方法があります。

それが「起業」となります。

何らかの事情で、自分の会社に出戻ることができない場合、再就職先もない場合、路頭に迷うことになります。

しかし、あなた自身の今までの経験を活かせる場面はどこかにあるはずです。

それは、営業スキルなのかもしれないし、ITスキルなのかもしれません。

あなた自身がそう思っていなくても、あなたには、プロジェクトマネジメントのスキルが備わっているのかもしれません。

今までの業務経験を棚卸し、起業を考えてみてはどうでしょうか。

簡単なことではないと思われるかもしれませんが、私はこの道を選択しました。

個人事業は、先行き、不安定かもしれない。

しかし、よく考えてみましょう。

転職活動が難しいのは、年齢的なものもあるが、精神疾患でブランクがあることも大きいです。

このブランクを埋めるためにも、たとえ数ヶ月でも起業して、自分で何らかの達成感を味わうことは、人生にとってプラスになるはずです。

起業が成功すれば、定年後も働ける可能性が高くなります。

定年後に起業するよりも、定年前、とりわけ40代から起業するほうが、成功する確率も高いとのデータもある。

もし、起業に失敗したとしても、またサラリーマンとしての就職先を探すことも可能です。

人生、選択肢は数多くあります。

自分で選択肢を狭めてしまうような制約を作ってはいけません。

③お金の「逃げ場」

病気になったら確実に受給しよう(傷病手当金)

病気になったときに、確実にもらえる手当金。

その代表が「傷病手当金」です。

傷病手当金は、健康保険の給付の一種で、被保険者が病気やケガで会社を休んだときに給付されるものをいいます。

次の3つを満たすと、支給開始日以前12ヶ月の標準報酬月額の3分の2が支給される。

支給要件
・療養のため、働くことができないこと(自宅療養でも^OK^)
・連続3日間会社を休んでいること
・給料が支払われないこと

傷病手当金は最長で1年6ヶ月の間、受給することが可能です。

また、傷病手当金は非課税扱いとなります。

例えば、1ヶ月の給料が30万円で、手取り収入が22万円の人であれば、傷病手当金は20万円となります。

この20万円は手取りとなるので、働いているときと比べて、若干、手取り収入が減るイメージをもてばいいです。

1年6ヶ月という期限付きではありますが、傷病手当金は、あなたにとって、頼もしい味方となってくれるでしょう。

しかし、私の経験上、最も気になったのが、傷病手当金支給のタイミングの問題です。

例えば、休職をして、4月がすべて無給だったと仮定しましょう。

この場合、傷病手当金はいつ支払われると思いますか?

私は給料日である月末にはもらえるものだと思っていました。

ところが、4月が終わって5月のはじめに、かかりつけの医師から傷病手当金用の診断書をもらう必要があるのです。

「4月は療養していました。」

ということを証明する診断書です。

当たり前ですが、4月分の診断書なので、5月にならないと医師は傷病手当金用の診断書を書いてくれません。

そして5月に必要書類を揃えて、健康保険組合に提出し、そこから審査プロセスに入っていくので、実際に傷病手当金が支払われるのは5月末になってしまいます。

つまり無給状態となってから、2ヶ月は傷病手当金をもらえないということになります。

診断書があれば、手当金をもらえるのは確実ですが、一時的に資金繰りが苦しくなるのは覚悟しておいたほうがよいでしょう。

あと、もうひとつ伝えておきたいことがあります。

通常、傷病手当金は最長で1年6ヶ月間、受給することができますが、健康保険組合によっては付加給付といって、1年6ヶ月以上の期間、傷病手当金をもらえることができる場合があります。

期間の延長は、経済的な影響が大きいので、自分の会社の属する健康保険組合に事前に確認しておいたほうがいいでしょう。

また、一般的に、傷病手当金を受給できる期間よりも、休職期間(会社に在籍しておきながら、給料をもらえない期間)のほうが短いです。

このため、休職期間の満了期限、満了した場合の身の振り方も、さまざまなオプションを考えておいた方が、安心して療養に専念できるでしょう。

あと、傷病手当金をもらった後は、障害年金をもらうというオプションもあります。

興味のある方はこちらの記事をご覧ください。

https://free.kazukibi47.net/post-309/

働けなくなったらもらおう(所得補償保険)

会社員の夫が亡くなったら、残された遺族には遺族年金や生命保険が支給されます。

ところが、最近、話題となっているのが、

「生きているけど、働くことができない状態になったとき」

に、どうするかということです。

生きているので、遺族年金や生命保険はもらえないし、かといって今までのように働けないので、会社で給料もボーナスももらえません。

ここで活躍する

「所得補償保険」

とは、文字通り「補償」であり、収入が途絶えてしまった時に収入を担保してくれるものになります。

生命保険ではなく損害保険の領域の商品になります。

生きていながら、働くことができない場合に威力を発揮することになります。

所得補償があれば、所得の減少分をカバーしてくれるため、安心して治療等に専念することができると思います。

オプションの内容にもよりますが、傷病手当金受給中は、標準報酬月額と傷病手当金の差額(つまり標準報酬月額の3分の1)の何割かが補償金として支払われます。

最近は生命保険よりもこの所得補償保険のほうが脚光をあびてきているような気がします。

このため、会社で団体として、所得補償保険に加入するケースも増えてきています。

この点は会社に確認してみるとよいでしょう。

会社で加入していない場合は、個人でも所得補償保険に加入することが可能です。

保険料は、やや割高ですが、自分に合った保険を探してみるといいと思います。

病院代を安くしてもらおう(自立支援医療)

うつ病、適応障害等の精神疾患にかかると、医療費が意外とかかることは、あまり知られていません。

医師の診断書代も含めると、その出費額はかなりのものとなります。

そこで、いくつか工夫が必要となるわけですが、その中のひとつが

「自立支援医療」

と呼ばれるものになります。

「自立支援医療」とは、公費負担医療のひとつで、簡単に言えば、下記の精神疾患を患った場合、患者の3割負担を1割負担にする制度である。

対象となるのは全ての精神疾患で、次のようなものが含まれます。

・統合失調症
・うつ病、躁うつ病などの気分障害
・不安障害
・アルコール、薬物などの精神作用物質による急性中毒又はその依存症
・知的障害
・強迫性人格障害など「精神病質」
・てんかん

1割負担も過大なものにならないよう、1ヶ月あたりの負担には、世帯の所得に応じて上限が設けられているのです。

自治体の診断書フォーマットを病院に提出し、医者に診断書を書いてもらい、再度、自治体に提出するだけでOKです。

2ヶ月ほど待てば、3割負担が1割負担に変わり、提出日からの診療代のうち2割分は還付されることになります。

このため、なるべく早めに申請することが重要となります。

ただし、この制度は1年更新となっています。

しかも、該当する特定の医療機関でないと使用することができないことに注意しましょう。

特定の病院で、うつ病の治療にかかる費用は1割負担であっても、腹痛や鼻炎など、他病院での受診となると、通常通りの3割負担となるのです。

上記の病気に該当する人にとっては、診断書代・診療代・薬代が、結構かかるため、一考に値する制度となっています。

プライベートカンパニーで2足のわらじを履こう(副業と節税)

プライベートカンパニー。

耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

プライベートカンパニーとは、個人名義で所有する「資産保有会社」のことを指しています。

不動産投資などの副業をもつことで、手元にお金を残していく、究極の資産形成方法となります。

自分が勤めている会社の他に、このプライベートカンパニーを持っていれば、うつ病などで長期療養を余儀なくされた時に、精神的支柱となってくれることになります。

私は、うつ病になったときに、プライベートカンパニーを保有していました。

会社の収入とは別に、不動産収入というプライベートな収入を確保できていたのです。

このため、何かあっても、収入はゼロにならないという、ほのかな安心感がありました。

では、プライベートカンパニーとは一体どういったものなのか、見ていきましょう。

プライベートカンパニーとは、オーナーやその家族といった少数のメンバーによって会社が所有されている状況のことを指しています。

サラリーマンが、会社の給料以外で収入を得る母体のことを指しており、簡単に言えば「副業」のようなものです。

プライベートカンパニーは、サラリーマンを続けながらでも、設立は可能となります。

実際、私もそうでした。

形態はなんでも大丈夫です。

株式会社でも、合同会社でも、妻を社長にしてもOKです。

青色申告でも白色申告でも構いません。

プライベートカンパニーには、可処分所得(税金や社会保険料を差し引いた手取額)を増やす効果があります。

一般的な話として、サラリーマンは給料が増えると、それに伴って、税金や社会保険料の負担が重くなっていきます。

このため、給料が上がっても、手取額は思っていたように増えていきません。

そこで、サラリーマンを続けながら、プライベートカンパニーを設立して、不動産投資をしたり、ネットビジネスなどの小規模な事業を立ち上げたりするのです。

すると、給与収入だけでなく、事業収入を生み出すことができ、複数の収入源を得ることが可能となるのです。

事業支出は、経費として計上し、所得を平準化することで、家計全体としての課税所得を引き下げる効果があります。

まずは、利用できる控除(扶養控除、生命保険料控除など)を使い切った上で、プライベートカンパニーを作って事業を立ち上げます。

すると、経費が増えることになり、結果として、あなたの課税所得を小さくすることができます。

その結果、手取り収入を増やしていくことが可能になります。

現実的な線として、プライベートカンパニーで行う事業については、本業の空いた時間で行う必要があります。

極力、労働力を伴わないもの、例えば、不動産投資やアフィリエイトなどがいいと思われます。

間違っても、コンビニでのアルバイトや、力仕事をプライベートカンパニーにしては苦しくなると思います。

あくまで、ベースは本業であり、副業で労働をしていては、体がもたなくなる可能性が高いためです。

この点はよく考えてみてください。

うつ病になると、いろいろと不安になることが多いと思います。

特に、経済的な不安は誰でも直面することになります。

傷病手当金に加えて、プライベートカンパニー。

稼ぐ手段を複数保有することで、精神的な安心感を得る効果があります。

普段から、副業など、会社以外でも稼ぐ力を身につけておくことが重要だということがわかると思います。

興味のある方はこちらの記事をご覧ください。

https://free.kazukibi47.net/post-146/

会社員の特権を活かそう(信用)

休職期間が終わる頃、会社員という身分がなくなる可能性があることも考えておく必要があります。

会社員というのは、身分として、非常に恵まれています。

何と言っても、社会的信用がある点が大きいです。

無職になったり、就職先が変わると、まず、ローンを組むことができなくなります。

もし、あなたが、大きな買い物をする予定があるのなら、会社員の身分のあるうちに、購入に踏み切ったほうがいいでしょう。

そうしなければ、向こう4~5年はローンを組んで購入することが難しくなります。

車や投資用不動産のローンであれば、これでいいですが、マイホームの場合は、さらに注意が必要となります。

なぜなら、住宅ローンを組むときに、

団体信用生命保険(団信)

という保険に加入する必要があるからです。

団体信用生命保険は、

「あなたが死んだら、住宅ローンをゼロにしますよ。」

という保険になります。

しかし、精神疾患だと、この保険に加入することが難しくなります。

もし、あなたが、団体信用生命保険を扱う保険の担当者だったとしましょう。

このとき、うつ病で休職している人に、35年の長期にわたるローンを設定しますか?

その人が35年間、ローンを返済し続けることができると思いますか?

普通はそのように思わないでしょう。

元気な人でも35年間、元気で働き続けるかどうかは不確実な時代になってきています。

精神疾患の人は、保険の加入が難しいのです。

生命保険や損害保険も同様です。

精神疾患の場合は、加入が難しいので、精神疾患も加入ができるものを選択して加入することになります。

通常は、加入できたとしても、高めの保険料を支払うことになるでしょう。

あなたが、すでに、住宅ローンを組んでいて、返済中なのであれば、特に心配することはありませんが、金利が高くて、借り換えを考えているのであれば、これも、この時期に借り換えをすることは厳しいでしょう。

また、クレジットカードは、休職期間中に作成しておいたほうがいいです。

会社員の身分がなくなった時点で、カードを作ることは厳しくなることが予想されるからです。

あと、引っ越しを考えているのであれば、これも会社員の身分のあるうちにしておいたほうがよいでしょう。

賃貸物件を契約する時点で、無職だと厳しいからでです。

このように、会社員である信用・特権を活かせるものは、休職期間中にやっておくことが重要です。

④心の「逃げ場」

太陽の光を浴びてリラックスしよう(日光浴)

朝起きて、太陽の光を浴びること。

これは、うつ病の人にとって、かなり重要なことのようです。

うつ病でない人も、太陽の光を浴びることで、うつ病を防止することができるとも言われています。

「セロトニン」という物質を聞いたことがありますか?

セロトニンは、ノンアドレナリンやドーパミンと並んで、体内で重要な役割を果たしている三大神経伝達物質のひとつとなります。

セロトニンは、人間の精神面に大きな影響を与え、心身の安定や心の安らぎに関与することから「幸せホルモン」とも呼ばれています。

このセロトニンが不足すると、うつ病や不眠症などの精神疾患に陥りやすいと言われています。

太陽の光を浴びることは、このセロトニンを増やす効果があります。

また、太陽の光を浴びることで、体内時計を正しく補正することも可能となります。

私も、うつ病になったとき、医師に言われて、意識的に太陽の光を浴びるようにしていました。

すると、なんとなく読書がしやすい気分になったものです。

さすが、神経伝達物質といった印象を受けました。

改めて、日光浴は重要だと認識しました。

軽く運動をして睡眠をしっかりとろう(規則正しい生活)

私は、うつ病になった当初、ほとんど睡眠がとれない状況になっていました。

いわゆる不眠症です。

心療内科の先生から処方された薬を飲み続けるうちに、ようやく眠れるようになってきました。

しかし、不安定な日々は続きました。

夜は眠れるが、深夜に覚醒し、活動的になるのです。

最初は再び眠ろうとしたが、そのまま3-4時間、眠れないことが多かったので、次第に眠らないようになっていきました。

そして、日光浴をした後、昼間に眠たくなるのです。

このような、不安定な日々は長く続きました。

そこで、日光浴のあと、少し散歩することを試みました。

最初は、家の周りをぶらぶらする程度であったが、次第に距離を伸ばしていきました。

するとどうでしょう。

晩にふとんに入ると、そのまま朝まで眠れるようになってきたのです。

もちろん、薬の影響もあったのかもしれません。

しかし、私にとっては、画期的なことでした。

うつ病になった当初は、食欲もほとんどありませんでしたが、次第に食欲も復活してきました。

食事、運動、日光浴。

当たり前のような、規則正しい、ゆったりとした生活が、うつ病から私の身を守っていくれるようになってきたのです。

趣味を作ろう(趣味)

あなたには、趣味がありますか?

仕事以外に、何かに夢中になれる趣味があると、気分転換ができるのでうつ病にも効果的だと言われています。

私の知人でも、うつ病になった人が何人かいましたが、趣味のある人は、みんな早期のうちに、復職を果たすことができました。

歌をうたったり、山に登ったり、絵を描いたり…。

運動や散歩、子供たちと遊ぶことを趣味にしてもよいでしょう。

趣味があるのとないのとでは、生活のリズムもメリハリも違ってくると思います。

私は、温泉が好きなので、よく行ったものです。

趣味の中身は問いませんが、仕事やストレスのことを忘れさせてくれるようなものであれば、なんでもいいのではないかと思います。

趣味を持って、楽しく過ごしていきましょう。

気の許せる友人と時間を過ごそう(友人)

あなたには、気の許せる友人がいますか?

若い頃は、親友や彼女をはじめ、友達もたくさんいたかもしれません。

しかし、歳をとり、中高年になったあなたは、その友達と連絡を取り合っているでしょうか?

少なくとも、私の周りでは、中高年になるほど、会社関連の人以外とは疎遠になりがちであるように見えます。

うつ病になると、人と話す機会が極端に減ることになります。

下手すれば、部屋にずっとこもって、誰とも話さない一日もあるかもしれません。

うつ病になったことはもう取り返せませんが、これをいい機会だと捉えてみてはどうでしょうか。

古くからの友人に連絡をとってみたり、普段、会話をしない人と話をしてみると、昔の楽しかったことを思い出したり、何か新しい気づきがあったりして、プラスの効果をもたらしてくれる可能性もあります。

実際、私もそうでした。

時間をとって資格をとろう(自己啓発)

うつ病になったら、まずは有給休暇もしくは病気休暇でまずは休むということは前述しました。

しかし、休職期間中になれば、少しずつ回復し、復職に向けて活動したくなるときもあると思います。

そんな時に、注意しないといけないのが、リハビリ出勤になります。

リハビリ出勤とは、週に1-2回の出社、もしくは午前中だけの出社といったように、条件付きで少しずつ出社することです。

その名の通り、リハビリなので、給料も支給されなければ、交通費も支給されません。

うっかり、給料をもらってしまうと、傷病手当金などの給付金がストップしてしまうリスクもあります。

生活資金も厳しい状況が続くため、アルバイトでもしたいところだが、これもやってはいけません。

傷病手当金の受給目的が「療養」である以上、たとえ、生活費を稼ぐ場合でも、労働をしてはいけないのです。

では、休職期間中、復職に向けて、どのような活動をすればいいのでしょうか?

私は考えた末、資格取得のために、勉強することにしました。

これなら、療養中にも可能であり、お金もさほどかかりません。

次の就職先に関係する資格でも、英語の習得でも、会計の勉強でも、なんでもいいと思います。

時間はあるのですから、腰を落ち着けて勉強をしてみるといいのではないでしょうか。

そうしているうちに、うつ病の暗い気分から、試験モードに切り替わっていきます。

元気になっていくかもしれません。

資格を取得すれば、次の就職先や起業にも役立つかもしれません。

資格取得は、プラス志向に転じる可能性が高いのです。

まとめ

うつ病には、さまざまな「逃げ場」があることを見てきました。

人生、時間は限られています。

仕事や勉強など、がんばるということ自体、否定はしませんが、何も、うつ病になるまで、がんばる必要は全くありません。

ストレスを感じ取るのは自分です。

周囲が与えていなくても、本人がストレスだと感じたら、それは立派なストレスなのです。

あまり美しい言葉ではないのかもしれませんが、

「手遅れになる前に、堂々と逃げましょう!」

そして、周囲になるべく迷惑をかけないように、事前に、きちんと

「逃げ場」

を創っておきましょう。

「逃げ場」を創って、気楽に、適当に、生きていく。

これが、人生100年時代において、細く長く乗り切っていくための秘訣なのかもしれません。

私はうつ病の経験者です。

フリーランスとなった現在も時々、適応障害やパニック障害に悩まされています。

何らかのご縁で、この記事を読んでくれているあなた。

そのあなたが、幸せの第一歩を踏み出すきっかけとなってくれることを切に願っています。

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リテールマーケティング検定1級(1級販売士)の難易度(CBT)と資格取得体験記 https://free.kazukibi47.net/post-5175/ Wed, 06 Jul 2022 15:00:01 +0000 https://free.kazukibi47.net/?p=5175 今回は「リテールマーケティング検定1級(1級販売士)」という資格、および私の受験体験談を紹介します。

以前は「1級販売士」という名前でしたが、実務に照らし合わせて、名称がカタカナに変わりました。

販売だけの専門職ではないということなのでしょう。

特に、1級販売士試験はコンサルティングとしても活用できるものです。

また、中小企業診断士の試験範囲とも、かなり重なっています。

私は2000年頃からこの資格の存在は知っていました。

科目合格もしていましたが、実務の忙しさにかこつけて、なかなか受験に踏み切れませんでした。

しかし、フリーランスになって、少し時間ができたので、2022年になり、再受験を決意しました。

資格の概要

販売士試験は、1級から3級までの3つのクラスがあります。

3級は、売り場の販売員のレベルで、販売員としてもっとも需要な接客マナーや販売技術といった接客業務に関する知識をみる試験になります。

2級は、売り場の管理者クラスのレベルで、店舗管理に不可欠な従業員の育成や指導、仕入や在庫の管理といった知識をみる試験になります。

1級は、店長や経営者クラスを想定しており、トップマネジメント全般に関する商品計画や商品予算の策定、マーケティング政策の立案、人事・労務・財務管理といった知識をみる試験になっています。

なお、受験者は小売業従事者だけでなく、製造業や卸売業、サービス業、学生、コンサルタントなど多岐にわたっています。

今回、紹介する1級に関しては、経営に関する極めて高度な知識を身につけ、商品計画からマーケティング、経営計画の立案や財務予測等の経営管理について適切な判断ができる、マーケティングの責任者やコンサルタントとして戦略的に企業経営に関わる人材を目指しています。

ハンドブックも2021年に改訂されており、IoTの活用やインバウンド対応など、流通・小売業界が直面している大きな環境変化について学ぶことができます。

小売店経営における計数管理や経営分析、マーケットリサーチの手法なども試験範囲となっています。

試験科目は、次の5科目です。

1)小売業の類型
2)マーチャンダイジング
3)ストアオペレーション
4)マーケティング
5)販売・経営管理

2021年以降は、年1回の紙ベースの試験ではなくなっており、いつでも受験可能なCBT試験となっています。

それぞれの科目を100点満点とし、各科目70点以上で合格となります。

いつでも受験できる分、難易度は下がっているように見えます。

しかし、すべての科目で70点以上をとらないと最終合格になりませんので、紙ベースの試験と難易度はさほど変わらないと思います。(紙ベースの試験は合計350点で合格でした。)

資格の難易度(客観的)

では、この資格の難易度を見ていきたいと思います。

一般的に、資格というものは、その人の経験や背景によって、難易度が異なってきます。

法律関連の仕事をしている人は法律系の資格はとっつきやすいですし、IT関連の仕事をしている人はIT系の資格は容易に感じられます。

しかし、その人にとって、新規分野の資格だと、入門資格でも、かなりの難易度に感じられることでしょう。

そこで、私は、資格取得の難易度を、次の5段階に分けて評価することにしました。

【S】超難関資格
※資格を取得するまでに、3〜5年程度の期間を要するもの

弁護士、公認会計士、その他サムライ資格など

【A】難関資格
※資格を取得するまでに、1年程度の期間を要するもの

英検1級、簿記1級、XX1級など

【B】中堅資格
※資格を取得するまでに、6ヶ月程度の期間を要するもの

英検2級、簿記2級、XX2級など

【C】入門資格
※資格を取得するまでに、3ヶ月程度の期間を要するもの

英検3級、簿記3級、XX3級など

【D】簡易資格
※資格を取得するまでに、数週間程度の期間を要するもの

XX4級、その他在宅受験資格など

この基準に従うと、1級販売士試験の難易度は

【A】難関資格

に属しているのではないかと感じました。

実務経験やベース知識のない人であれば1年程度、そうでない方でも100時間程度はハンドブックを読み込む必要があると思います。

私の体験談(主観的)

私は、この試験を、2022年7月に受験しました。

1級販売士試験については、市販のテキストや問題集が皆無です。

特に、CBT試験になってからは、インターネットの情報も含めて、参考となるものはほぼありませんでした。

よって、多少のお金はかかりますが、カリアック社から出版されている販売士ハンドブックの一択でしょう。

このテキスト2冊(上巻・下巻)だけ読み込むことができれば合格は可能だと思います。(私もそうでした。)

1)小売業の類型
暗記科目です。ハンドブックの隅々まで読み込みましょう。そして、フランチャイズシステムや、スーパーやコンビニ、大型店の形態など、覚えたことは、日常生活でも役に立つことでしょう。

2)マーチャンダイジング
私は、本業でSCMのコンサルタントをしていましたので、この科目は、テキストを流し読みした程度でした。仕入、在庫、販売などの基本的な業務の流れを把握することができます。

3)ストアオペレーション
ここでは、実際に店舗を運営するときに必要な知識を学びます。実際に店舗で仕事をしている人にとっては、楽勝なのかもしれませんが、私は経験がなかったので、用語をひとつひとつ覚えるのに苦労しました。

4)マーケティング
中小企業診断士の「運営管理」という科目とかなり重複しています。ただ、単純比較すると、1級販売士試験のほうが深いような気がします。販売士は小売業界では、診断士以上に評価されることもあるという理由を垣間見ることができます。

5)販売・経営管理
従業員の評価方法や各種法律など、を学びます。財務分析も範囲ですが、これは小売業に関わらず、ビジネスマンであれば必須のスキルになるのではないでしょうか。

私は、2級販売士試験も3級販売士試験も一発合格することができました。

https://free.kazukibi47.net/post-1938/

ただ、この1級販売士試験は大苦戦しました。

結果として、私は4回のCBT試験を受けることで合格することができました。

私は、以前の紙ベースの試験でも3科目合格していましたが、CBT試験のほうが、独特の難しさがあると感じました。

もともと1級試験の合格率は20%前後でした。

このため、4回で合格できた私は平均くらいになるのでしょうか…。

◆1回目:試験形式を理解するための記念受験

・小売業の類型(60点)
・マーチャンダイジング(65点)
・ストアオペレーション(65点)
・マーケティング(50点)
・販売・経営管理(55点)

※科目合格すらできず。

◆2回目:3科目合格を狙った試験

・小売業の類型(55点)
・マーチャンダイジング(80点)→科目合格
・ストアオペレーション(80点)→科目合格
・マーケティング(75点)→科目合格
・販売・経営管理(60点)

※予定通り3科目合格。

◆3回目:2科目合格を狙った試験

・小売業の類型(65点)
・販売・経営管理(75点)→科目合格

※想定外に1科目が残ってしまう。

◆4回目:最終合格を狙った試験

・小売業の類型(90点)→科目合格

※最後の最後で暗記しまくって全科目合格達成!

約2週間の間に4回受験しました。

まさに、試験のドミナント戦略です。

この試験、

「習うより慣れろ」

です。

お金(受験料)はかかりますが、パッパと受験するのが近道です。

具体的なことは書けませんが、受験してみると分かります。

各科目20問(10問は選択式、10問は記述式)出題されるので、14問正解する必要があります。

記述式は「・」なども含めて正確に記憶しておく必要があります。

電卓は持ち込み可能ですが、忘れていても手計算でなんとかなります。

何回か受験していると類似問題も出題されていることも分かります。

「受験→ハンドブック復習→受験→ハンドブック復習」

を繰り返すことで、確実に合格に近づくことのできる試験だと思います。

これで、私もようやく1級販売士の資格を取得することができました。

今後は、これをコンサルティング実務に活用していきたいと思います。

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財産3分法から事業3分法へ…フリーランスになって再認識した複数所得の考え方! https://free.kazukibi47.net/post-5133/ Fri, 01 Jul 2022 15:00:15 +0000 https://free.kazukibi47.net/?p=5133 私がうつ病で会社員を卒業して、はや6年。

現在は、フリーランスとして、本ブログのタイトル通り、週3日だけ働いて生活しています。

https://free.kazukibi47.net/post-4687/

今回は、会社員もフリーランスも興味のあるであろう

「投資」

に関して、少し触れてみたいと思います。

財産3分法とドルコスト平均法

岸田政権になって、資産運用がパッとしない状況が続いてますね。

円安・物価高。

何をやっても、うまくいかないような状況です。

セミリタイア関連の人々も歯痒い日々をお過ごしかと思います。

先日も、米国株インデックス投資をオススメするような書籍がバカ売れしていた厚切りジェイソン氏。

ネットで炎上していましたよね。

投資は自己責任です。

彼の主張している方法も一理あり、彼自身が責められる理由はないはずなんですが…。

もちろん、私も資産運用しています。

会社員時代から続けていますので、もう30年近く、市場に足を突っ込んでいる状況になります。

・定期預金で5%の利息を得ていたこと
・リーマンショック時にFXで100万円が消えたこと
・金やREITへの投資で100万円の儲けが出たこと

さまざまなことがありました。

現在も、確定拠出年金という形で、資産運用を続けています。

米国株とか日本株とか債券とかREITとか。

よく言われているドルコスト平均法(時間分散によるリスクヘッジ)の力を借りています。

そして、株式、債券、不動産にバランスよく資産を分散することでリスクヘッジする

”財産3分法”

も意識的に実践しています。

ただ、最近の市場の動きだけみると、それでもあまり儲けが出せる状況ではありません。

それでも、上がった下がったということで、一喜一憂することはなくなりました。

特に、確定拠出年金は、60歳にならないと引き出しができません。

私の場合、あと10年経過しないと換金できないので、本日の株価で一喜一憂しても意味がないわけです。

淡々とドルコスト平均法を繰り返していくしかないのです。

事業3分法とは?

上記で紹介した株式や債券のことは、

実体を伴わない紙ベースの資産ということで、

”ペーパーアセット”

と呼ばれています。

私は、このペーパーアセットだけでなく、

”ハードアセット”

(いわゆる不動産や太陽光などのモノへの投資です。)

への投資も重要だと考えています。

株価下落とは逆に、私が保有している不動産の市場価格は高騰してきました。

毎日のように、

「あなたの保有している物件を売却しませんか。」

というチラシが入っています。

売却すると、確実に売却益は出る状態です。

ただ、私は売却益に興味はなく、家賃収入というインカムゲインを重要視しているため、売却する気は全くありません。

株式とは逆の動きをしているんだなぁと実感しているに過ぎません。

現在はインフレなので、不動産投資をしている人が得をしているように見えますが、将来的には、逆の時期もやってくるでしょう。

そこで、さらに重要なのは、本業による事業収入です。

私の場合は、コンサルティング業になります。

ペーパーアセットやハードアセットからの収入は市場に左右されるため、厳密には管理不能なものです。

物価の変動など、自力ではどうすることもできません。

完璧な予測をすることも不可能です。

ただ、本業による事業収入は、実態のあるビジネスです。

お金がないときは、あなたが働けば稼ぐことができ、働きたくないときは仕事を減らすことができます。

多くの方々は、大きな資産を持ち合わせていないと思います。

そこで、当面は、この本業による事業収入を当てにすることになると思われます。

これを極限まで減らすことができれば、FIREセミリタイアの達成となるわけですが…。

①本業による事業収入
②ペーパーアセットによる収入
③ハードアセットによる収入

これを、資産3分法に対して、

”事業3分法”

とでも言うのでしょうか。

この事業3分法を、私が強く意識し始めたのは、フリーランスになってからです。

会社からの給料に依存する、いわゆる一本足打法が、いかにリスクが高いものか痛感しました。

アセット収入という一本足打法も、管理不能な要素が強いため、リスクが高いです。

ある程度の規模が必要となる不動産投資だけでも厳しいでしょう。

資産3分法と事業3分法。

資産も事業も、どれに偏ることもなく、バランスよくリスクヘッジしていきたいと思います。

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不動産投資の失敗…キャッシュフローに困ったときの3つの方法! https://free.kazukibi47.net/post-4581/ Fri, 10 Jun 2022 15:00:03 +0000 https://free.kazukibi47.net/?p=4581 人生100年時代。

少子高齢化に伴う年金問題、新型コロナ問題、円安物価高、など、先行き不透明な世の中となってきています。

そんな中、会社員でも副業を視野に入れる人が増えてきているようです。

その副業の代表選手が、金融投資と不動産投資です。

手軽に開始できる金融投資に、安定感のある不動産投資。

好みは分かれますが、私はどちらも実践しています。

ただ、不動産投資に関しては、取り扱う金額が大きいため、判断が難しいことがあります。

そこで今回は、不動産投資を始めてみて失敗したなぁ、というケースについて、対応策を考えていきたいと思います。

不動産投資の概要

不動産投資は、文字通り、不動産を購入・保有し、他人に部屋を貸し出すことで家賃収入を得るビジネスモデルのことを指しています。

小さなワンルームマンション1室でも価格は1000万円を超えてきますので、普通の人が不動産投資を始める場合、銀行からお金を借りて実践することになります。

あと、不動産の管理(入居者管理とか家賃滞納とかゴミ問題とか…)については、全部お任せするケースもあれば、自分で何もかもするケースもあります。

全部お任せするケースでは、もちろん、管理費用がかかってきます。

ただ、銀行ローンや管理費用については、毎月入ってくる家賃収入で賄うことができ、ここでプラスになるかどうかが、不動産投資の肝となっています。

ようは、キャッシュフロー管理ですね。

家賃収入が7万円で、ローン・管理費などの支出が6万円だと、1万円が手元に残ります。

ただ、ローン・管理費などの支出が8万円だと、1万円は持ち出しとなり、自分の小遣いから支払う必要があります。

後者だと、目先のお金はどんどん減ってくるので、何のために投資をやっているのか分からなくなってきます。

もう少し細かい話をすれば、毎月プラスだったとしても、春先には、固定資産税を払う必要があるため、手元に残るキャッシュはマイナスになる可能性もあります。

実際、不動産投資の初心者は、このキャッシュフローに関する悩みが多いです。

具体例で見ていきましょう。

手元の現金が減っていくケース

ある会社員が不動産投資を始め、都内のワンルームマンションを購入したとしましょう。

・購入価格:3000万円
・借入残高:2990万円
・ローン金利:1.8%
・ローン期間:30年
・家賃収入:月額8万円
・管理費・修繕積立金:月額1万円
・ローン返済額:月額10万円

このケースでは、月額8万円の家賃収入を得ることができます。

ただし、管理費・ローン返済を合わせると月額11万円を支払うことになり、毎月3万円のマイナス収支となります。

毎月、口座から3万円が減っていくイメージです。

さらに、入居者がいるときは3万円ですが、空室になったときは目も当てられません。

このような状況にならないように計画を立てる必要がありますが、不幸にも、このような状況(あくまで上記は例です。)に陥った時、どんな手があるのでしょうか。

私は3つの方法があると考えています。

ただし、どのケースも出血が伴います。

あなたに合った方法を考えてみてください。

方法①:不動産を売却する

まず、誰でも簡単に思いつく方法といえば、不動産の売却です。

不動産投資がうまくいかないのであれば、見切りをつけてサクッと止めるのも手です。

いわゆる”損切り”というものです。

売却すれば、元の生活に戻ることができます。

ただ、株式や投資信託などの金融投資とは異なり、不動産の場合はそんなに簡単な話ではありません。

まず、買ってくれる人がすぐに現れるかどうかです。

株式や投資信託の場合、ボタンを押すだけで売却が完了しますが、不動産の場合は誰かを見つけて売却する必要があります。

下手すれば、誰も買い手がつかないケースもあるでしょう。

さらに、お金の問題もあります。

例えば、上記の物件を売却する場合、購入価格である3000万円で売却できればいいですが、そううまくはいきません。

特に、新築の場合は一気に価格が下落します。

仮に2700万円で売却できたとしても、そのとき残りのローン(残債)が2900万円だったとすると、200万円を現金で用意しておかないといけません。

結構な出費です。

ほとんどが出費するケースが多いと思いますが、利益がでるケースでも短期(5年以内)で売買する場合、税金が高くなります。

売却する場合は、最低限、ローンを一括返済できる見通しがついていることが重要です。

方法②:不動産を追加購入する

もうひとつ、2戸目の不動産を追加購入するという方法があります。

不動産投資を始めるまでは、

”不動産は1戸買えばお腹いっぱい”

と考える人が多いです。

ところが、実際に不動産投資を始めてみると、規模を拡大することが不労所得への道であることが分かってきます。

1戸保有した状態だと、空室になったときに家賃収入はゼロとなります。

ただ、2戸保有した場合は、片方が空室でも、もう一方からの家賃は確保できるため、収入ゼロのリスクを防ぐことができます。

3戸、4戸…

と物件を増やしていくと、空室リスクも、物件数でリスクヘッジすることができます。

上記の例だと、1戸目の収支は月額マイナス3万円でした。

仮に、月額収支プラス3万円の物件を追加購入できたとすると、月々の収支をトントンにすることができます。

ただ、問題もあります。

まず、2戸目でプラス収支の物件を見つけることができるのかという点。

さらに、物件が見つかったとしても、銀行でローンが組めるか(融資を引けるか)という問題があります。

銀行はあなたにいくらでもお金を貸してくれるわけではありません。

目安として、年収500万円の人であれば、その10倍である5000万円あたりが与信枠となります。

1戸目で2990万円を借りているので、残りは2010万円しか借りることができません。

さらに、追加購入するということは、不動産投資の規模を拡大することになります。

不動産に興味がない人はこの方法はやめておいたほうが無難なのかもしれません。

方法③:繰り上げ返済(返済額圧縮型)する

不動産投資をやめることなく、拡大することもせずに収支を改善できる方法があります。

それは、繰り上げ返済をすることです。

繰り上げ返済といっても、2種類の方法があります。

①期間圧縮型
②返済額圧縮型

①の期間圧縮型の繰り上げ返済は、ローンの返済期間を短くすることができます。

30年で返済完了するところを、28年で終わりにする…ような感じです。

支払う利息は少なくなりますので、繰り上げ返済の効果が非常に大きい方法になります。

②の返済額圧縮型は、返済期間はそのままで、月々の返済額を減らすことのできる方法です。

利息軽減効果はそれほどでもありませんが、毎月の支払額を減らすことができますので、目先のキャッシュフローを改善させることが可能です。

教科書的には①の方法がオススメなんですが、不動産投資の実務においては、②の方法が主流になります。

上記のケースでは、繰り上げ返済をして、月々の返済額を10万円から9万円に減らすことができれば、月々のキャッシュフローは1万円だけ改善します。

この繰り上げ返済を何回か繰り返していくうちに、収支は少しずつ改善されていきます。

期間圧縮型の返済では、完済後でないと収支は改善しませんが、返済額圧縮型では、好きなタイミングで収支を改善することができます。

中長期と言われる不動産投資において、キャッシュフローを改善できる返済額圧縮型の繰り上げ返済は非常に有効な方法となっているのです。

ただ、この方法にもデメリットはあります。

繰り上げ返済をするためのお金が手元にあることです。

ようは、不動産投資以外の収入(例えば、本業のボーナスなど)から資金を捻出する必要があります。

そんなに簡単な話ではありませんよね…。

まとめ

不動産投資で失敗したと思った時にとれる3つの方法について見てきました。

①不動産を売却する
②不動産を追加購入する
③繰り上げ返済(返済額圧縮型)する

いずれの方法も出血が伴います。

やはり購入前に、きちんと収支シミュレーションをしておくことが重要です。

不動産投資は物件を購入してからの期間がとても長いです。

株式や投資信託同様、定期的なメンテナンス(銘柄の組み替えや追加購入など)が必要となってきます。

期間も長いため、判断するときもタイミングが重要です。

あなたにとって一番合った方法を考えるときの参考にしていただければと思います。

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