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フリーランス経営者に必要となる総合力…専門スキルよりも人脈パイプ信頼を!

生き方・働き方

私は48歳です。

数年前に、会社員を卒業し、独立・起業しました。

家族(妻と子供が3人)がいて、住宅ローンも抱えています。

見方によっては、ハイリスクな道を歩んでいるのかもしれません。

それでも、フリーランス・起業家・投資家として、なんとか生活できています。

というよりも、会社員時代よりも、はるかに自由で楽しい気持ちになっています。

合同会社を立ち上げ、経営者となったため、

「経営の舵取り」

が非常に面白いのです。

一体、何が、私をこんなに面白くさせているのでしょうか。

今回は、この「経営の舵取り」の面白い点について、紹介していきたいと思います。

模範解答の有無

テストには模範解答(正解)があり、採点ができます。

しかし、経営に模範解答はありません。

この点、賛否両論あると思いますが、私は次のように考えています。

(A)正解がある…学業(受験)、資格試験、クイズ

(B)正解がない…経営、研究、政治、社会問題(新型コロナ、拉致問題、北方領土問題など)

正解のある(A)は、がんばれば、がんばるだけ結果はついてきます。

しかし、正解のない(B)は、さまざまな要素を結びつけて、自分自身で妥協・解決していく必要があります。

がんばっても、外的要因・タイミングなどによって、必ずしも結果がでるとは限りません。

この意味では、(A)よりも(B)のほうがはるかに難易度が高いと考えています。

・東大を卒業しても、優秀な政治家になれるとは限りません。
・クイズ王が、新型コロナ問題を解決できるとは限りません。
・MBAを取得したからといって、良き経営者になれるとは限りません。

しかし、逆に(A)ができなくても、(B)ができるケースもあります。

これは、そもそも(A)と(B)とでは、必要となる能力が異なるためです。

(A)は過去のことをどれだけ記憶・理解しているかが問われます。

数学の問題も、歴史の問題も、資格試験の過去問も、すべて誰かが過去に作成したものです。

これを忠実に理解・記憶し、問題を解いていけばいいのです。

しかし、(B)は未来のことを考える能力が必要となります。

新型コロナがこの先こうなると予想されるので、リスク管理的には…

拉致問題を解決するためには、まずアメリカ大統領と…

など、未来を先読みしながら、自分の経験を組み合わせていく必要があるのです。

これは、大きなちがいです。

経営者に定石は必要ない

話を元に戻しましょう。

「経営の舵取り」が面白いという話です。

前述の通り、私は、経営に正解はないと考えています。

テストは最高でも100点しかとれませんが、経営は100点以上の点数をとることもできます。

たとえ苦しんだとしても、自分の進んできた道こそが正解だと、前向きに捉えることもできます。

例えば…

・(社会科の教科書にある)日経平均株価が上がっているときは好景気である
・(会計系の資格試験にある)借入比率は低く、自己資本比率を高めた方がよい
・(経営系の資格試験にある)黒字経営をしないと、銀行はお金を貸してくれない

どれも、正しいことを言ってるように見えますよね。

ただ、私の経験では、どれも正解とは思っていません。

株価はそこそこの現在、好景気を実感していますか?

ただ単に、日本銀行が、間接的に大企業の株を大量に買い付けているだけに過ぎません。

コロナ禍において、明日のご飯が食べれない状況の中、自己資本比率を高めることが有効ですか?

まずは、目先の資金繰り(融資)により、好条件の融資を受けるのが現実的です。

私は不動産投資をしており、さまざまな金融機関とパイプを持っています。

このため、決算書が黒字でなくても、融資は可能であることを知っています。

ようは、融資担当者との信頼・関係性が重要なのです。

このように、経営の舵取りとしては、知識よりも、人脈・パイプ、経験のほうがはるかに重要なのです。

特に、

「2期連続で黒字でないと銀行はお金を貸してくれない」

ということは、一般的には定石だと言われています。

しかし、実際、融資担当者と仲良くなると、その限りではないことは、経営の舵取りをしてから知りました。(もちろん、数十年の信頼があってこそのことですが。)

目から鱗でした。

経営者は、このような実践経験を積むことで、先読み能力がついてくるのでしょう。

経営者は、専門性よりも総合力

もうひとつ。

経営者は、受験や資格試験で問われるような細かな知識が必要ないことも興味深いです。

経営上、発生する各種取引などの仕訳や細かな話は、税理士に頼ればいいです。

健康保険や厚生年金・国民年金の細かな話は、社労士に頼ればいいです。

会社のきれいなホームページを作成したければ、その道のプロに任せればいいです。

その他、不動産業者、銀行、自治体、民間企業など、頼れる人は多ければ多いほど、あなたの経営リスクはヘッジすることが可能です。

何も、経営者自身が難しい法律を学ぶ必要はないのです。

ただ、上記のようなすべての論点について、根拠ある判断をくだせるだけの知識は必要となってきます。

不動産業者の言いなりで物件を購入することはあってはいけません。

このため、経営者は専門性を持ち合わせる必要はありませんが、視野を広く、物事を総合的・俯瞰的に見る能力が必要となってきます。

そのためには、ブレインとなる人脈の存在、信頼できる人をたくさん作っておくことが重要です。

それは、結局のところ、人脈・パイプ・信頼というものだと言えるでしょう。

経営者は100点以上を目指そう!

受験生は勉強してがんばって100点を目指します。

合格点が60点であれば、60点を超える最低限の努力をするでしょう。

会社員も社内で高い評価を得るために、仕事をがんばります。

高い評価をもらえると、年収が10%上がるかもしれません。

しかし、年収が2倍になることはまずないでしょう。

そして、経営者。

特に、私のようなフリーランスの経営者は、売上2倍は軽く達成できます。

不動産投資やブログなどの不労所得の仕組みをつくれば、仕事をせずに収入を得ることもできます。

不労所得や複数の収益源があれば、嫌な仕事にしがみつくこともなく、好きな仕事をすることもできます。

決められた定年もなく、満員電車に揺られることもありません。

これを点数で表すと何点になるのでしょうか。

おそらく、0点をとるリスクもあるけど、100点を大きく上回ることもできることは間違いありません。

だから面白いのです。

収入を重視するもよし、仕事の面白さを追求するもよし。

”「経営の舵取り」は面白い”

このことに、もう少し早く気づいていれば、私の人生は大きく変わっていたのかもしれません。

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Posted by かずきび