令和を生きる若い世代に流行りの生き方「FIRE」とは?
突然ですが…
あなたは「FIRE」という言葉の意味が分かりますか?
知っている方にとっては、今更なんですが…。
日本語風に書くと、ファイア。
普通は「火」とか「燃やす」という意味をイメージしますよね。
ただ、この言葉…
若い世代の間では、もっと別の意味で使われているのです。
コロナ禍の中、とても重要な概念ですので、今回、簡単に触れておきたいと思います。
働き方改革とFIRE
昭和の頃、次のような言葉が流行りました。
「24時間戦えますか?」
24時間365日、働き続けるエネルギッシュな言葉です。
時は過ぎ…
現在は令和時代となりました。
会社のために、24時間、働き続けようとする人はほとんどいなくなりました。
そんな会社があれば、ブラック企業として認知・拡散され、機能しなくなる世の中です。
・年功序列・終身雇用モデルの崩壊
・政府の働き方改革
・SNSの普及
による影響なのでしょう。
そもそも、同じ会社に40年間、勤務する時代でもなくなりました。
社員の立場としては、ドライな気持ちで転職するようになりました。
逆に、会社の立場としても、希望退職や解雇通告などが珍しくない社会情勢となりました。
この「解雇」という言葉、
拡大解釈すると「燃え尽きた」というイメージで捉えることもできますよね。
そこで、冒頭の「FIRE」という言葉。
もちろん、「火」とか「燃やす」という意味もあるのですが、
「解雇する」
という意味でもあるのです。
FIREという働き方
さて「FIRE」という言葉。
「火」とか「解雇する」という意味があることが分かりました。
しかし、現在の若い世代の間で流行っている「FIRE」は、「火」という意味でも「解雇する」という意味でもありません。
実は「FIRE」とは、次の言葉の頭文字を表しています。
・Financial
・Independence
・Retire
・Early
つまり、
「経済的に独立して、早期退職する」
ことを指しているのです。
芸能界でいえば、大橋巨泉さんに近いイメージでしょうか?(若い世代は知らない人もいますかね???)
クイズダービーの司会をはじめ、若い頃にテレビで活躍し、元気なうちにサクッと芸能界を引退した有名人です。
この頃から、セミリタイアという言葉がでてきました。
私自身も、現在、フリーランスで結構自由な生活をしています。
しかし、フリーランスになって自立できたのは45歳です。
私自身が「FIRE」かといえば、そのように思っていません。(大橋巨泉さんも、厳密にいえば「FIRE」ではないのでしょう。)
この「FIRE」という言葉は、もっと若い世代…
20代とか30代でサクッと会社を辞めて、アーリーリタイアすることを指しています。
年金をもらう直前に、会社を辞めるのではありません。
もっと若くて元気なうちに、現役(仕事)を引退し、自分の好きな生活をする。
FIREとは、とても魅力的な生き方・働き方のことを指しているのです。
「FIRE」
という言葉で書籍検索すると、最近、ものすごい勢いで増えていることが分かります。
しかし、FIREするといっても、そう簡単な話ではありません。
FIREするためには、一体、何から始めればよいのでしょう?
FIREするための方法
「FIREするためにはどうしたらよいか?」
この問いに答えられる人は、私を含め、ほとんどいないのではないでしょうか。
人それぞれ、資産状況や家族構成、環境が全く異なっているからです。
私自身、45歳でセミリタイア(週3日ほど働く生活)を達成しました。
しかし、そこに到達するまでかなりの紆余曲折がありました。
最近は、私と同様、40代、50代でセミリタイアし、少しずつ引退していく人が増えてきました。
この引退した人たちを見ていくと、ほとんどの方に共通するのが、
「投資家」
「不動産」
に絡んでいるということです。
アーリーリタイアするためには、莫大なお金か、不労所得が必要となってきます。
とても難しいんですが、敢えて具体例を挙げるとすると、次のようなイメージになるのでしょうか。
①学校を出て就職し、固定費がかからないように親の実家から会社に通勤する
②節税を意識し、給与や賞与のほとんどを貯蓄に回す(年間200万円くらい)
③自分に合った副業を兼業し、会社とは別で稼ぐ(年間100万円くらい)
④この生活を数年続けて、ワンルームマンションをキャッシュで購入する(年間100万くらいの不労所得になる)
⑤不労所得も収入に加え、あと数年続けて、2戸目のワンルームマンションをキャッシュで購入する
⑥上記④と⑤を繰り返すか、ローンを組んで速度を上げるかして、不労所得を増やし、会社を卒業する
…理想を言えば、だいたいこんなイメージでしょうか。
こんなにうまくいくケースはあまりなさそうですが…。
いずれにしても、FIREするためには、金額の大きい不動産を絡め、会社の給料以外に不労所得を得ることがミソとなります。
なにも不動産にこだわる必要はありません。
他に不労所得の元となる大きな資本があれば、アーリーリタイアは可能だと思われます。
極論すると、高い年収の会社に勤めているだけでも、節約・貯金さえしていれば、FIREは見えてくると思います。
FIREという生き方・働き方。
ほとんどの方にとって魅力的に見えますよね。
いい機会ですので、会社員の方もフリーランスの方も、
「あなた流のFIREする方法」
を、一度、見つめ直してみてはいかがでしょうか?
本ブログの相互リンク欄にも、セミリタイア系のブログがたくさんあります。
どのサイトも、とても参考になると思いますので、興味のある方は立ち寄っていただければと思います。