覚えておこう、2つの公式!「72の法則」と「115の法則」
「72の法則」
あなたは聞いたことがあるでしょうか?
もちろん、学校で習う数学の公式ではありません。
これが、意外にも、日常生活でも役立つ公式なんです。
消費税アップなどで家計が苦しくなる中、貯蓄から投資へ切り替えようと考える人が増えてきています。
こんなときに覚えておくと便利なのが「72の法則」なのです。
そんなに難しいものではありませんので、これを機に覚えておきましょう!
貯蓄から投資へ
今、貯金が100万円あったとします。
これを銀行に預けていても、利息もほとんどつかないので、投資を始めることにします。
せっかく投資するのですから、大きく増やしたいところですよね。
例えば、2%の金利で、2倍(200万円)にしたいという目標を立てたとしましょう。
今の時代で、2%も金利がつく商品に投資するので、結構なリスクがあることが想像できますよね。
この場合、一体、何年後に目標を達成することができるのでしょうか?
あなたは、すぐに答えることができますか?
簡単には計算できないですよね。
ここで登場するのが「72の法則」になります。
72の法則とは?
「72の法則」とは、
”72を金利で割るだけで、元本が2倍になるまでの年数がわかる”
という便利な法則のことを指しています。
先ほどの例だと、
72÷2%=36年
つまり、2%の金利の商品に投資すると、元本を2倍に増やすまでに、36年もかかるのです。
銀行の普通預金だと、0.001%くらいなので、
72÷0.001%=72000年
72000年?
もう生きてないですよね。
銀行にお金を預けても、お金を増やすことにはならないことが容易に分かると思います。
72の法則:
「72÷金利=元本を2倍にするまでの年数」
覚えておきましょう。
115の法則
ついでに、余力があれば、もうひとつ覚えておきましょう。
それは「115の法則」です。
「115の法則」とは、
”115を金利で割るだけで、元本の3倍になるまでの年数が一瞬でわかる”
という便利な法則のことを指しています。
例えば、元本100万円を、金利が1%の金融商品に預けた場合、何年後に300万円になるかを計算してみましょう。
「115の法則」によると、115÷1=115。
つまり、元本を3倍するのに、115年かかるということになります。
2倍だと72年、3倍だと115年かかるんですね。
115の法則:
「115÷金利=元本を3倍にするまでの年数」
現在の銀行の普通預金金利は0.001%です。
同じように「115の法則」を使ってみると、115÷0.001=115000。
つまり、銀行の普通預金に預けて、元本を3倍にしようとすると、115000年かかることになります。
その頃、地球はどのようになっているのでしょうか?
リスクをとらなければ資産は増えない
「72の法則」「115の法則」を見てきました。
これらの数学的な証明は、対数をとって、テイラー展開し、近似しているだけなので、ここでは割愛します。
ここで、私が言いたいことは、
”10年後に資産を2倍にしたいのであれば、7%以上の金利で運用する必要がある”
ということです。
今、金利7%を超える金融商品がどこにあるでしょうか?
ドルコスト平均法も、積立投資も、つみたてNISAも、堅実に時間を味方につけて増やしていく方法としてはアリです。
しかし、副業として、お金を増やしていくことを考えると、収益性に関しては物足りなさを感じます。
目に見えて、お金を増やしていくためには、ある程度、リスクをとることも必要なのです。
「不労所得の仕組み」を意識して作っていかないと、お金は増えていかないでしょう。
とりわけ、プライベートカンパニーを利用した節税は、それほどリスクが大きいわけではありません。
大きな節税効果で可処分所得の向上を見込めます。
該当する人は、まずはこのあたりから始めてみてはいかがでしょうか。