スポンサーリンク

プライベートカンパニーを活用して、複数の収益源を確保した話!

2020年11月1日セミリタイア

日本人のサラリーマン比率は、9割程度と言われています。

つまり、現在の日本について言えば、働いている人のほとんどが

「雇われる側の立場」

になっているのが実態です。

昔は、私もサラリーマンでした。

30歳年収1000万円を達成しました。

ここだけ切り取れば、私は勝ち組のように見られているのかもしれません。

しかし、金銭的には、勝ち組といえる状況ではありませんでした。

3人の子供に加えて、35年の住宅ローン、すさまじい残業、高額の社会保険料と所得税…。

多くの人が富裕層の目安とする年収1000万円ですが、実際はそうではないことを実感しました。

他にも、私と同じような状況の人はたくさんいました。

どう見ても、富裕層には見えませんでした。

社畜化した私は、働いても働いても豊かにはならず、精神的な病気になり、無職になり…。

そこで、私は次のように考えるようになりました。

”現在の日本では、サラリーマンとして年収(給料)を上げても、高い税金、高い社会保険料を支払うことによって、社畜からは抜け出せず、豊かにはなれない”

プライベートカンパニーとは?

会社員という身分に限界を感じた私は、

「会社に頼らずに生きていける方法」

を模索しました。

私以外に稼いでくれる分身がいれば、全面的に自分の労働に頼る必要はなくなるのに…。

そこで登場するのが「プライベートカンパニー」の考え方です。

プライベートカンパニーとは、

”あなたが会社に頼らずに、あなたに収益をもたらしてくれる、あなただけの収入源(器)のこと”

を指しています。

「カンパニー」という名前がついているので、法人を立ち上げるイメージが強いかもしれません。

しかし、個人事業として、何か小さなビジネスを始めてみても、それは立派なプライベートカンパニー(稼ぐ器)です。

プライベートカンパニーの具体的なメリットやデメリットなどの詳しい話は、こちらの記事をご覧ください。

このプライベートカンパニーの考え方を活用すれば、税金や社会保険料などを安くすることができます。

結果として、あなたの手元に残るお金(可処分所得)は、どんどん増えていきます。

プライベートカンパニーを立ち上げた段階で、あなたは「雇われる側の立場」だけでなく「自分自身で稼ぐ立場」にもなったのです。

このことは、世界的な経済学者であるピケティも、そのように語っています。

コロナ禍におけるプライベートカンパニー

私は、会社員時代に、このプライベートカンパニーの考え方を活用しました。

社畜化していた私は、一歩踏み出すことで、社畜生活から卒業することができ、現在はフリーランスとして、

”週3日程度だけ働く生活”

を送っています。

まさに、このブログのタイトルにもなっていますよね。

2020年は新型コロナウイルスに振り回された年でもありました。

本記事を書いているのは2020年11月です。

新型コロナウイルスの脅威はずっと続いています。

そんな中でも、プライベートカンパニーは威力を発揮してくれました。

簡単に言えば、

”会社に頼らず、複数の収入源を確保することは、リスクヘッジにもなる”

ということです。

数年前、私の知人が具体的にプライベートカンパニーを立ち上げました。

今回は、可能な範囲で、この話を紹介したいと思います。

私の知人がプライベートカンパニーを活用した話

私の知人(後輩)のAさんは、昔の私と同じく、コンサルティング会社に勤めていました。

専業主婦の奥さんと二人で暮らしており、かなり高い年収をもらっていました。

ここだけ見ると、豊かで何の問題もないように見えます。

しかし、Aさん曰く

「徹夜が多く、貧乏暇なしの仕事人間になっている」
「社畜状態でラットレースをしているようだ」
「休みの日は何をしても楽しくない(うつ?)」

意外な言葉でした。

Aさんは、高年収でしたが、高い税金、高い社会保険料、高い家賃…

に加えて、自分専用の仕事用の別宅、高級車を保有していました。

このため、貯金はほとんどなく、娯楽などに費やす時間もありませんでした。

さらに、コンサルティングという仕事柄、見かけ年収だけは高いけど、退職金は期待できない状況でした。

年齢が上がっていけば行くほど、体力的に厳しくなるという、先行き不安な事情もありました。

相談を受けた私は、上記プライベートカンパニー週3日生活の話をしました。

Aさんは、その話に、かなり興味をもちました。

その後、半年ほど、勉強・調査をした上で、Aさんは、夫婦だけのプライベートカンパニーを立ち上げたのです。

具体的には、妻を社長とした法人を立ち上げ、そこで、不動産投資という事業を開始したのです。

Aさんの勤めるコンサルティング会社に副業規定はありませんでした。

しかし、念のため、専業主婦である妻を社長にした法人を立ち上げることにしました。

不動産投資は、私と同様、ワンルームマンションを購入しました。

家賃収入はありますが、管理費用やローンの支払いもあるため、収支は少しプラスといったところでした。

これだけでは、Aさんの会社からの給料は変わらないので、夫婦として大きくプラスになることはありません。

しかし、プライベートカンパニーは、あなたの分身です。

あなたが個人で支出していた費用を、プライベートカンパニーが肩代わりすることも可能なのです。

例えば、Aさんの場合、仕事用の別宅、高級車にかかる費用、自分のお小遣いから支払っていました。

これらをプライベートカンパニー所有のものに変える(法人契約とする)と…

すべて、プライベートカンパニーの経費とすることが可能なのです。

その他、書籍代や喫茶店代など、プライベートカンパニーで必要となるものであれば、すべて経費とすることができます。

その結果、プライベートカンパニーでは、大きな赤字を作ることができました。

プライベートカンパニーが赤字でも、本業はもちろん黒字でした。

赤字の場合、不安が残るのは、銀行の融資でした。

しかし、赤字でも小さな法人の場合は、個人と法人を一体化して評価することになりますので、問題なかったようです。

このプライベートカンパニーの赤字は何年も先まで繰り越すことができます。(後に税金を減らすことができる武器を手に入れたのです。)

このことを見据えていたAさんは、その後、コンサルティング会社を退職し、独立しました。

コンサルティング業界は、活況が続いてますので、仕事には困らない状況です。

コンサルタントは、在庫や設備も持たないため、売上=粗利益となるお得なビジネスです。

仕事さえあれば、確実に黒字になります。

しかも、法人にかかる税金は、個人にかかる税金よりも安いです。

さらに、プライベートカンパニーには、今までお小遣いから支払っていた仕事用の別宅や高級車などの赤字が積み上がっています。

これらを相殺することで、Aさんは、効果的な節税をすることができました。

手取り収入(可処分所得)は、感覚、数倍になったそうです。

しかも、仕事用の別宅、高級車、書籍などの費用は、税金を支払う前にプライベートカンパニーが支払ってくれます。

課税所得を思いっきり安くしてくれるので、個人の支払いが激減するのです。

税金を支払った後のお小遣いで支払っていた時代が考えられないです。

プライベートカンパニーは、まさに、驚異的にお金を生み出してくれる器となったのです。

一家にひとつ、プライベートカンパニーの時代

Aさんは会社員時代にプライベートカンパニー(法人)を立ち上げ、その後独立に至りました。

私は、会社員時代に不動産投資はしていましたが、法人は立ち上げずに、個人事業をプライベートカンパニーとしていました。

若干、道は異なりますが、会社とは別に収益源をもつという意味では、考え方は同じです。

Aさん夫妻のプライベートカンパニーは、今頃、Aさん夫妻が自由にお金を生み出すことのできる魔法の器となっていることでしょう。

その後、専業主婦だったAさんの奥さんも、小さなビジネスを、プライベートカンパニーで始めることになったようです。

「生活の経費化」を、完全に実践できているのでしょう。

新型コロナウイルスの影響もあり、ひとつの会社、ひとつのビジネスに頼ると危険な時代になってきています。

人生100年時代、プライベートカンパニーを保有しておけば、定年後も活動することができます。

一家にひとつ、プライベートカンパニーを保有することで、リスクヘッジをしつつ、節税もする。

自分では管理不能な社畜から、自分自身で管理することのできるあなたの分身であるプライベートカンパニーの時代へ。

ふるさと納税医療費控除iDecoNISAを意識することがなくなるほど、驚異的なスピードで可処分所得が増えるのがプライベートカンパニーです。

近い将来、このプライベートカンパニーが当たり前になる時代に突入すると、私は予想しているのですが…。

スポンサーリンク

Posted by かずきび