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私の実家の空き家問題…日本では一体どうすれば解決できるのか?

2019年10月20日案内・雑記

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最近、新聞やテレビで一般化してきた”空き家問題”

その空き家問題が、私個人のところにもやってきました。

他人事ではなくなってきたのです。

この空き家問題、いざ、真剣に考えてみると…

これが意外に難しく、私自身、解決策が全く見えてきません。

今回は、現在の私の置かれている状況を紹介することで、日本の空き家問題の難しさを見ていきたいと思います。

私の実家について

まず、私の実家の状況です。

私の父は島根県の田舎に住んでいます。

田舎といっても、正真正銘のド田舎になります。

2018年3月までは、JR三江線沿いの場所でしたが、この鉄道は廃線となってしまいました。

このため、現在、最寄りの駅は、隣の広島県の三次駅となり、車で1時間程度かかることになりました。

コンビニやスーパーまで行くのも同様で、車で1時間ほどかかります。

近くまでバスもなく、陸の孤島のような場所です。

こんな不便極まりない田舎だったため、大阪に住んでいる私は、幼少の頃から、島根の田舎に帰ることは殆どありませんでした。

祖父が山林を所有していた!

私が40歳になったときのことです。

私は、はじめて、次の話を聞かされました。

我が家では、なにやら山林を所有していて、固定資産税もきちんと支払っているらしいと。

これが事実であれば、いずれ贈与や相続で私にも関係してくることは自明です。

そこで、私はこの事実の解明、つまり、該当する山林について調査を始めることにしたのです。

この時点で、私は山林の売却や活用方法に関する経験はゼロであったことを付け加えておきます。

私はまず、山林に関連する資料を集めることから始めました。

固定資産税の領収証やら地籍図やら。

場所のイメージもわかないので、現地の写真も、今、田舎で祖父の介護をしている父に撮影してきてもらいました。

その結果、次のことが判明しました。

・地目は「山林」で面積は1ヘクタール
・周りも「山林」に囲まれており、道路に接していない
・針葉樹で手入れは全くされていない
・場所的にはクマが出現してもおかしくない
・固定資産税は年間2万円弱

山林の有効活用

この状況で、私は近くの市町村で行政相談に行ってきました。

そこでは、次の話を聞くことができました。

・所有している山林に共有道路がつながっているかが重要
・山林の写真を見る限り、山林の手入れは全くしてなさそう
・周囲の山林を所有している地主との連携が重要
・役場で山林を専門に使う業者を探すのが第一歩

この行政相談を受けて、私は、周囲の山林を所有している地主、特に、道路に面した側の山林を所有する地主と連絡を取ってみました。

いろいろ話をしてみると、特に山林を売却する予定はないとのこと。

こうなってくると、部分的に山林を所有していても、売却の道はほぼ閉ざされているといえます。

手入れもされないまま放置していても、固定資産税を支払うだけですし、部分所有だと売却もできません。

マンションやリゾートなどの有効活用も、部分所有だと勝手にはできません。

八方塞がりの状況です。

このような不便な場所に、私の父は、

①築100年の木造一戸建て
②倒れかけている倉庫
③田んぼ
④区分所有の山林

の4つを所有しているのです。

貧乏でしたので、預貯金や株券はほとんどありません。

これらが、子供である私にも降りかかってくると思ってください。

「たくさん相続できてうらやましい話じゃないか?」

そう思った人はいませんか?

いやいや。

こうした田舎の物件は、扱いが非常に難しく、非常に厄介な問題となっているのです。

実際、私も悩んでいます。

日本では空き家が増えるべくして増えてきているのです。

現在、父は元気です。

しかし不幸にも、父が亡くなってしまい、私が相続することになってしまうケースを考えてみましょう。

この場合、まず考えられるのが、「相続する」「相続しない」の2つの選択です。

相続して売却するケース

「相続する」ことを選択すれば、上記①から④が、すべて私のものとなります。

ただ、遠隔地である大阪に住む私にとって、上記①から④は全く縁のないものです。

ほとんど足を運ぶこともありませんし、有効な活用方法を見出すこともできません。

そこで、①から④を「売る」という選択肢をまず考えます。

ただし、先述したように、①と②は、不便な立地場所に加えて、台風や豪雨で壊れそうな物件です。

まず売れることはないでしょう。

③は普通の田んぼですが、④は先述の通り、区分所有の山林(ようは山の一部分)なので、自由に売買することができません。

どうも「相続後に売る」という選択肢は、難しそうです。

相続して売却しないケース

では、「売らない」という選択はどうなのでしょう。

この場合、

・誰かに貸す
・自分で使う
・持っているだけ

の3つの選択を考えることができます。

まず「誰かに貸す」ケースですが、先述の通り、コンビニまで車で1時間の場所に需要があるはずがありません。

しかも、いつ壊れるか分からない山奥です。

クマもイノシシも出没します。

民泊や不動産投資を考えることは、普通に無理そうです。

「自分で使う」ケースはどうでしょう。

私は大阪で家族と住んでいますし仕事もあります。

選択肢とはなり得ません。

では「持っているだけ」のケースはどうでしょう。

おそらく、一般的にはこのケースが多いのではないかと思われます。

この場合、物件の所有権は維持できますが、固定資産税を払い続ける必要があります。

ただ、台風や豪雨で屋根が吹き飛び、誰かに損害を与えてしまうリスクもあります。

所有者には、物件を管理する義務があるのです。

このため、建物を取り壊すことも考えました。

しかし、建物がついていない土地だけの固定資産税は、軽減特例が使えず、かなり高くなってしまうのです。

建物はボロボロでも維持し続けるしか手はなさそうです。

台風や豪雨における災害のリスクは理解しつつも、放置し続け、固定資産税だけを払い続けることにするのです。

私の場合は、それほどでもありませんが、建物に、両親との思い出など、思い入れの強い人もいるでしょう。

このため、ほとんどの人が、何も考えずに、この

「持っているだけ」

のケースを選択することになっているのではないかと思われます。

相続しないケース

このように、相続する場合は、何をとってもわたしにとってメリットはなさそうです。

そこで、私は「相続放棄」という方法を考えています。

ただし、この場合、①から④だけでなく、その他の資産(預貯金や株券など)もすべて放棄することになります。

私の場合、その他の資産は少ないため、すべて放棄してもダメージはありません。

相続放棄に関しては、相続を知った日から3ヶ月後という期限があったり、相続人全員の同意が必要であったり、専門家に手数料を支払ったり、面倒なことは多々あります。

しかし、長期的なことを考えると、この方法が一番シンプルそうです。

よって、私は相続放棄をする…

と思っていました。

しかし、いろいろ調べていくと、相続を放棄しても、

”物件を管理する義務だけは残る”

ことが判明しました。

たとえ、物件を相続していなくて、所有権が行政に移ったとしても、次の管理者が見つからない限り、元の所有者に管理義務が残るというルールがあるのです。

つまり、台風や豪雨における災害のリスクは、相続放棄しても残ってしまうというのです。

なんじゃそれ…。

まとめ

私の場合、結局、相続しても相続しなくても、売るにも維持するにも、リスクがあることが分かりました。

一体、私はどうすればいいのでしょう。

私と同じような境遇の人は、日本中のあちこちに存在していると思われます。

そして、私のように深く考えることもなく、そのまま放置することで、空き家が増え続けているのでしょう。

空き家は、山火事や犯罪者・不審者の隠れ家、台風や豪雨での災害など、リスクだらけです。

空き家にすることはよくないことです。

しかし、そのことを分かっていても、空き家とし続けなければならない事情が、各人にはあるのです。

教科書的には、地方創生コンパクトシティ構想といった響きのいい言葉が並んでいます。

しかし、田舎の人は高齢化していますし、実務的には何も進まないでしょう。

この先、少子高齢化はさらに進み、空き家はさらに増えていくでしょう。

おそらく、私自身のケースにおいても、おそらく空き家を放置することになるのでしょう。

空き家問題の根底にあるのは少子化過疎化東京一極集中といった問題です。

日本の人口の空間(場所)的分布、年齢的分布がなるべく均等になるような施策が急務なのです。

なんとかならないものでしょうかね。

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2019年10月20日案内・雑記

Posted by かずきび