人生100年時代の個人ビジネス戦略…時間を味方につけることの重要性!
私はフリーランスのコンサルタントです。
5年ほど前に会社員を卒業し、現在は、すべて自分の稼ぎでやりくりしています。
本業のコンサルティング業に加えて、不動産賃貸業や金融投資など、さまざまな事業にチャレンジしています。
ただ、働きまくっているわけではなく、ブログのタイトル通り、週3日だけ働くというセミリタイア生活を心がけています。
そんな私の好きな言葉のひとつに、
「時間を味方につける」
というフレーズがあります。
文字通り、ビジネスを成功させるためには、時間という概念が重要だという意味なんですが…。
中長期的なこの言葉を強く意識している人は少ないように感じています。
そこで今回は、私のビジネス事例を元に、このフレーズの重要性を紹介していきたいと思います。
不動産賃貸業で時間を味方につける
私は関西圏にワンルームマンションを8戸保有しています。
この家賃収入が、私にとっては、ほぼ不労所得となっています。
このうちの1戸について、具体的に見ていきたいと思います。
私がこの中古ワンルームマンションを購入したのは、およそ7年前。
価格はおよそ1000万円。
低金利のローンを組んでの購入だったわけですが、家賃収入は年間80万円程度。
表面利回りは約8%の物件でした。
本物件については、ローンを組んでの購入でしたので、月々のキャッシュフローはプラス2万円程度。
ずっと満室ですが、固定資産税を支払うと、年間トータルの手残りは20万円くらいになります。
金額だけ聞くと、たいして儲からないビジネスだと思う方もいるでしょう。
ただ、この物件を7年間、保有し続けた結果、ローンの残額は700万円くらいになっているのです。
立地がよかったため、今、この物件を売却すると、1100万円になるそうです。
そうすると、400万円の売却益がでることになります。(減価償却や税金の話はややこしいので省きます。)
この物件は保有してまだ7年程度なんですが、保有期間がもっと長くなれば、残債はさらに減り、売却益は増えることになります。
目先の利益ではなく、時間を味方につけながら、中長期的に取り組んだ成果だと思っています。
大阪市内の物件なので、この先も、物件価格が下がる可能性は低い見通しです。
不動産投資の成功要因は立地に尽きますね。
今、売却すれば400万円の利益を出すことができます。
ただ、私は短期的な売買益を狙っているわけではありません。
不動産賃貸業として、この先も、私はこの物件を保有し続けたいと思っています。
法人経営で時間を味方につける
私が家族だけのマイクロ法人を起業したのは約4年前。
法人という器を手に入れ、法人・個人で収支をやりくりする日々が続いてます。
法人については、大きく黒字になるわけでもなく、大きく赤字になるわけでもなく、ちょうどいい感じの経営を続けています。
普通は黒字経営がいいと思う人が多いでしょうが、黒字すぎると、法人税が増えますので、適度な節税は必要となってきます。
かといって、赤字にすればいいのかと言えば、銀行からの評価が悪くなります。(融資に影響します。)
法人・個人のお金のやりくりは役員報酬でどうにでもなりますので、ちょうどいい感じで継続することが経営成功の秘訣だと考えています。
そうしているうちに、私の法人で積立している確定拠出型年金(退職金のようなもの)の金額は増えてきました。
銀行からのローンもきちんと返済しているため、信用も少しずつ蓄積してきました。
そして、何よりも
「コロナ禍の中、平成創業の法人」
だということで、対外的に事業継続の実績が積み重なってきました。
家族だけのファミリーカンパニーですので、決して規模を拡大しているわけではありません。
株式会社ではないため、上場を狙っているわけでもありません。
時間を味方につけて、法人経営を継続することで、対外的な信用を地味に育てているに過ぎません。
これは、会社員時代には思いつかなかった考え方です。
この信用が、銀行融資にプラスに働き、不動産賃貸業にいい影響を与えているという認識です。
金融投資で時間を味方につける
これは結構有名ですよね。
ドル・コスト平均法です。
株式投資、投資信託など、毎月、少しずつ積み立てて、買付平均単価を低める伝統的な手法です。
これにより、大きくタイミングを外すことなく、堅実な投資を続けることが可能です。
最近は、米国株を買い続ける手法が流行っていますが、日本株や不動産投資信託なども絡めて、リスクヘッジすることが重要です。
これも短期売買ではなく、長く続けることで、ドル・コスト平均法の威力が発揮されやすくなります。
私もいろいろ金融投資してますが、積立の力はすごいです。
短期売買で一喜一憂するのではなく、数年・数十年先を見据えながら、じっくりと育てていく感覚が重要なのでしょう。
ちなみに、私が実践している金・プラチナの積立投資の積立期間も10年近くになりました。
忘れるくらいの低額積立ですが、現在、大きくプラス収支になっていることは言うまでもありません。
ブログ運営で時間を味方につける
ブログ運営も時間を味方につけるいい例です。
本ブログについては、継続6年目になります。
ブログは継続がすべてだと言われています。
ただ、継続することは簡単ではなく、1年も続いているブログはかなり少数だと言われています。
特にワードプレスで立ち上げたブログについては、最初の頃のアクセス数が低くなりがちなため、心折れる人が多いのでしょう。
そんな中、本ブログはおかげさまで6年も続けることができています。
で、収益が上がっているかと言えば…
全然です。
稼いでいるといえる金額には程遠いです。
ただ、さまざまな人とのコミュニケーションは増え、地味ながら、本ブログのドメインパワーもついてきました。
それほどアクセス数が多いわけではありませんが、継続することで、グーグルからの検索流入が少しずつ増え、ブログ自体に地力がついてきたのでしょう。
1ヶ月で何万PV…
など、すごいブロガーがいることは事実です。
ただ、私の経験上、
「ブログ運営は、時間を味方につけて、継続すること」
を心がけないと、うまくいくケースは少ないのではないかと思われます。
私の場合、複数のブログを運営しているので、複数のドメインを時間をかけて育てている認識です。
まとめ
時間を味方につけている事例をいくつか紹介させていただきました。
この世の中、すぐに儲かるといったうまい話はほとんどありません。
早めに始めて、時間を味方につける。
私のビジネスはほとんどがこのパターンです。
本業のコンサルティング業も同様です。
とりあえず独立して自分で仕事をとってくるサイクルを確立してみよう。
あとは時間がなんとかしてくれるだろう…。
この考え方が、不動産賃貸業や金融投資などを不労所得化してくれるものだと、私は強く信じています。
継続は力なり!
時間を味方につけよう!
素晴らしい響きだと思いませんか。