資格をお金に変えた私の体験談…資格取得の目的を明確にしよう!
「会社はあなたを守ってくれないので、資格をとってスキルアップに励みましょう!」
最近、よく聞くこのフレーズですが、資格を取得すれば、本当に安泰なのでしょうか?
資格取得には、賛否両論があり、よく「足のウラの米粒」だと例えられます。
足のウラについた米粒は、取らないと気持ち悪いですが、取ったとしても食えないからです。
しかし、私は、どちらかというと、「資格は取得しておいたほうがいい」と思う派です。
ちなみに、私は、今まで約70個の資格を取得しています。
そこで、私の経験に限りますが、今回は、資格をとってお金になった話、得をした話を紹介していきたいと思います。
資格取得の目的
まずは、私が資格をいろいろ取得してきた目的について述べていきます。
ざっくり言うと、私の資格取得の目的は、次の4つのジャンルに分けることができます。
①資格を取得しないと、活動ができないもの
②資格を取得することで、お金を得たいもの
③資格を取得するための勉強をすることで、スキルアップにつながるもの
④資格を取得することで、面接や会話のネタになるもの
私が取得してきた資格に限りますが、順番に紹介していきたいと思います。
①資格を取得しないと、活動ができないもの
資格を取得しないと、そもそも活動ができないもの。
これが資格の本来あるべき姿なのかもしれません。
しかし、残念なことに、私は運転免許しか持っていません。
弁護士、弁理士、司法書士、社労士、行政書士…
などの、難関サムライ資格に関しては、資格を保有していないとできない独占業務がありますので、このジャンルの資格に該当するものだと思われます。
②資格を取得することで、お金を得たいもの
資格を取得することで、直接的にお金を得る。
短期的には、これが一番モチベーションが高まるのかもしれません。
私の経験では、次の3つの資格が当てはまりました。
ソフトウェア開発技術者
私は2001年に、情報処理技術者試験のソフトウェア開発技術者を取得しました。
現在は、応用情報技術者という名称に変わっています。
ソフトウェア開発技術者以前は、第1種情報処理技術者と呼ばれていた時代もありました。
ちなみに、私は第1種情報処理技術者もソフトウェア開発技術者も両方取得しています。
当時、私はソフトウェアを作る仕事をしていたので、業務の延長線上で取得したところ、会社から一時金7万円をいただくことができました。
危険物取扱者(乙四類)
今では、セルフのガソリンスタンドが増えましたが、当時はほとんどのガソリンスタンドでアルバイトが応対していましたよね。
学生時代、私は、そのガソリンスタンドでアルバイトをしていました。
当時の私のギャラは時給1000円(夜)でした。
しかし、店長の話だと、危険物取扱者の資格を取得すれば、時給を1200円に上げてくれるとのこと。
私は、ただそれだけの理由で、危険物取扱者の資格取得に励みました。
3ヶ月ほど勉強した末、資格を取得することができ、時給1200円を達成することができました。
8時間ほどアルバイトをした場合、8000円から9600円にギャラがアップしたので、とても嬉しかったことを覚えています。
第1種電気通信主任技術者
第1種電気通信主任技術者、工事担任者デジタル1種、工事担任者アナログ1種。
あまり聞きなれない資格かもしれませんが、どれも、通信技術の資格です。
昔、私は、コンピュータの専門学校で、データ通信関連の講義をしていた時代がありました。
私にとって、通信分野は趣味でもあり、得意でしたので、3つまとめて取得しました。
で、会社に就職すると、なんと、技術者が不足していたらしく、
・第1種電気通信主任技術者:20万円
・工事担任者デジタル1種:7万円
・工事担任者アナログ1種:7万円
をいただくことができました。
趣味がお金に変わった貴重な瞬間でした。
③資格を取得するための勉強をすることで、スキルアップにつながるもの
資格を取得することでスキルアップをする。
会社員の人が資格取得に励む、一番よくあるパターンがこれではないでしょうか。
私の経験に当てはめると、次の4つの資格が当てはまりました。
中小企業診断士
独占業務こそありませんが、コンサルティング業界の定番資格です。
国家資格ということで、一定レベルのスキルがあるという立派な証明となります。
かつて、私はこの資格に合格しましたが、今は失効しています。
しかし、この資格の勉強をすることで得た知識や経験は、今でも役に立っています。
企業活動のほぼすべてが試験範囲となっていますので、ほぼすべての会社員の人が目指しても何らかのメリットがあるものと思われます。
試験に合格できなくても、体系的に勉強をするだけでも、スキルアップには十分役立つ優良資格だと思います。
CFP認定者
中小企業診断士は法人向けコンサルティングの定番ですが、このCFP認定者は個人向けコンサルティングの定番といった感じです。
ファイナンシャルプランナーの最高峰ということで、さまざまな生活の知識を学ぶことができます。
中小企業診断士と同様、資格取得後には、継続学習もあり、スキルが陳腐化しないことが特徴です。
私が、会社員からフリーランスに転身し、起業することができたのも、このCFP認定者の勉強が、かなり役立っていることは間違いありません。
SAP/APO認定コンサルタント
コンサルティング業界やIT業界では、未曾有の好景気の時代になっています。
戦略系というよりも、IT投資に関するお仕事が格段に増えてきてますよね。
そんな中、大企業をターゲットとするならば、やはりSAPの資格は外せないでしょう。
私もSAP資格のうち、一部を取得し、実際に実務も経験しましたが、経験者として扱われ、仕事が絶えません。
フリーランスになった今でも重宝しています。
ディープラーニングG検定
AIという言葉を聞かない日はないくらい、AIの言葉は浸透してきました。
しかし、AIのことを体系的に勉強したことのある人はほとんどいないのではないでしょうか。
この資格は、ディープラーニングという技術の名前がついていますが、AI全体の知識を試す試験になっています。
参考文献は下記です。
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト (EXAMPRESS) [ 一般社団法人日本ディープラーニング協会 ]
まだ新しい資格ですが、将来性はあると思いますので、興味があれば、あなたも受験してみてはいかがでしょうか?
④資格を取得することで、面接や会話のネタになるもの
フリーランスとなった今、結構、このジャンルの資格が役になっていることを痛感しています。
スキルアップにもならず、お金にもならない資格。
私の経験に限りますが、次の3つの資格を紹介いたします。
副業インストラクター
副業解禁の時代です。
会社員の人も、アフィリエイトや金融投資、不動産投資など、興味のある人は増えてきているのではないでしょうか。
そこで、この副業インストラクター資格です。
この資格は、結構簡単に取得できると思います。
しかし、名前が名前だけに、書くと、必ず突っ込まれるんですよね。
どんな副業がいいんですか?
と。
すると、副業をきっかけとして、会話が弾んでいく…。
意外においしい資格です。
メンタルヘルスマネジメント検定3種
パワハラなどで、長期休暇や退職を余儀なくされる人が増えてきています。
私も経験者ですので、精神的・メンタル的なものをコントロールすることは、とても重要なことだと痛感しています。
この資格は、このあたりの知識を体系的に学ぶことができます。
この資格を私からアピールしたことはないですが、書くことで、メンタル的な話題に発展したことは何回かあります。
そこから会話が弾んで…。
できれば、1種や2種も目指して、もっと知識・知恵をつけていきたいと思います。
数学検定1級
英語検定1級や漢字検定1級は、芸能人クイズ等でもちらほら見かけます。
しかし、この数学検定1級は、知名度が低いですね。
私は、だいぶ前に取得しましたが、同じ資格を取得している人には、ほとんど出会ったことがありません。
かといって、この資格を持っていることで、何か得をしたこともありません。
ただ、最近は、ビッグデータやAIが全盛期となってきているので、数学や統計といった分野は少しずつ脚光を浴びるようになってきているような気はしています。
今後、資格の株があがっていくことを期待します。
まとめ
以上、目的別に、私が取得した資格を見てきました。
人それぞれ、専門やジャンルが異なりますので、あなた自身に当てはまるとは限りませんが、資格取得の目的を明確にするという意味においては共通点はあったのではないかと思います。
あなたが、若い社会人なのであれば、実務経験を積みながら、スキルアップのための取得を目指していけばいいと思います。
しかし、私のような、実務経験のあるおじさんやフリーランスの人は、会話やネタのための資格があっても面白いのではないかと思います。
今後の私の予定としては、会話やネタのために…
・趣味の温泉に関する資格
・大好きな大阪に関する資格
・とにかく新しい資格
などを目指していきたいと思います。
あなたも、何か面白い資格を知っていましたら、ぜひ、私にも教えていただきたいと思います。
連絡、お待ちしています。