東京一極集中から地方分散へ…「週3日だけ働いて生活する」ための前提条件!
本ブログのタイトルにもある
「週3日だけ働いて豊かな老後を目指す!」
これを実現するために、私は会社員を卒業し、フリーランスとして活動しています。
実際、さまざまなビジネスを組み合わせて、現在は週3日程度だけ働いて、なんとか生活しています。
私の体験談にもなりますが、興味のある方は、次の記事をご覧ください。
さて、今回は、切り口を少し変えて、地理的な考察をしていきたいと思います。
収入を増やすためには、地方在住ではなく東京進出が必須なのか?
私のビジネスの体験談も踏まえながら、私の考えを紹介していきたいと思います。
いざ、東京へ!
現在、私は大阪に住んでいます。
全国的に言えば、都会のカテゴリーに含まれていると思います。
しかし、大阪の中でも、私の住んでいる場所は、北摂の山奥です。
空気はおいしく、山や川に囲まれた「ザ・田舎」とも言える場所です。
生まれてからずっと大阪で暮らしてきましたので、他府県で暮らした経験はありません。
ただ、大企業向けコンサルティングという仕事の都合上、東京を始め、全国に出張しまくっています。
大学を卒業すると、ほとんどの人が、夢を追いかけてか、就職の都合か、みんな東京に進出していきました。
大阪出身のお笑い芸人が全国区の知名度を得たいために東京進出するのもよく見てきました。
なぜ、そんなに東京が魅力的なのでしょう?
やはり、日本の首都であり、すべての機能がそこに集中しているからでしょうか。
すべてが近代的であり、給料も高そうに見えるからでしょうか。
実際、その
「なんとなく東京進出がしたい」
というイメージが、東京一極集中を加速させ、現在の過疎化問題や空き家問題を拡大させているのではないかと、私は考えています。
東京と地方のちがい
実際、データで見てみましょう。
「賃金構造基本統計調査」によると、大卒初任給では、やはり東京が21万円超えでトップ。
地方では、17万円から18万円にとどまっています。
その後の収入も、東京を含め、大都市が高く、地方は低いという予想通りの結果となっています。
大企業は本社機能を東京に持たせた上で、ヒト・モノ・カネという資源を集中させ、効率化をめざしています。
その結果、このような東京と地方との格差が生まれていることが分かります。
しかし、よく考えてみたら、東京が高いのは収入だけではありません。
住居費などは、東京がブッチギリで高くなっています。
物価も東京は高いです。
つまり、
・東京は「ハイサラリー・ハイコスト」
・地方は「ローサラリー・ローコスト」
の構造になっているのです。
しかし、私は、この点について、疑問をもっています。
昔はこの考え方でよかったのかもしれません。
しかし、今の時代、私は、地方に住んでいて、高収入を目指す
「ハイサラリー・ローコスト」
の実現も可能だと考えているのです。
そもそも、昨今のコロナ禍を踏まえ、テレワーク(在宅勤務)が少しずつ浸透してきました。
東京に住んで、東京の会社に就職しなくても、地方に住んで、東京の仕事をしていれば、ハイサラリー・ローコストの実現も可能になってきたのです。
テレワークが浸透すれば、地価の高い東京で本社や事務所を構える必要もありません。
私は、20年ほど前から、大阪に住んで、週3日程度、東京に出張するという生活を続けています。
家賃や物価の高い東京に住まなくても、出張ベースで大企業向けのコンサルティングの仕事をすることは可能なのです。
私は、大阪出身であり、大阪が好きなので、たまたま大阪に住んでいます。
何かモノを買う時も、東京で買うのではなく、極力、大阪や地元の街で買う(お金を落とす)ことを意識しています。
しかし、極論すれば、もっと地方に住んだほうが、費用対効果としては効率的なのかもしれません。
東京に住まなくても可能な仕事
私のビジネスは、メイン事業が大企業向けコンサルティングです。
このため、大阪に住みながら、東京の仕事を受けることができています。
では、他の事業では、どうなのでしょうか。
私の手がけている他のビジネスを例にとって見ていきたいと思います。
不動産投資
私は、関西圏にワンルームマンションを8戸所有して家賃収入を得ています。
たまたま、関西の物件を購入しましたが、地方の方が大阪の物件を買うことも東京の物件を買うことも可能です。
立地場所を間違えない限り、中長期的に安定した収入を得ることができます。
不動産投資に関しては、東京の物件が高騰しすぎている状況です。
だからといって、あまり田舎の物件にこだわると、空室リスクが増えることになります。
このため、個人的には、大阪くらいの都市の物件がちょうどいいと思っています。
実際、私は大阪の物件を複数所有していますが、ここ数年、満室経営が続いています。
地方に住んでいて、大阪の物件で不動産投資する。
このように、不動産投資は、全く作業場所に依存しないビジネスモデルとなっています。
金融投資
私は、株式投資、FX、投資信託など、各種金融投資を行っています。
これは証券口座さえ開設すれば、地方に住んでいても、東京と同様の収入を得ることができます。
全く、立場に差はありません。
完全に実力だけの世界です。
私は金とプラチナについて、ドルコスト平均法を用いた積立投資をしています。
こちらについては、リスクも低く、新型コロナウイルスやリーマンショックなどの有事にも強いです。
中長期的には、リスクの低い積立投資をお勧めします。
ブログの資産化
ブログ収入。
これも文字通り、東京や地方といった場所は全く関係がありません。
長く続けていれば、知名度に関係なく、ブログが資産化され、安定した収入を得ることが可能になります。
私は未経験ですが、YouTubeやnoteといった媒体で広告収入を得るのもいいでしょう。
ただ、新型コロナウイルス感染拡大期においては、広告収入はさすがに減りました。
広告主が激減したのでしょう。
収益源を広告収入だけに頼っていた人は、痛い目にあっているのではないでしょうか。
2020年9月時点では、だいぶ元に戻ってきましたが。
ただ、継続は力です。
今日、YouTubeやブログを開始したからといって、明日から安定収入が得られることはありません。
時間を味方につけて、じっくりと、これらの情報発信媒体を育てていくことが重要なんだと思っています。
まとめ
このように、東京に住まなくても、東京に住んでいるときと似たような収入を得ることが、不可能ではないことが分かりました。
中小企業だけでなく、大企業も本社や事務所の移転の動きが活発化しつつあります。
個人事業主の事務所などを、都会に構える必要性は薄くなりつつあります。
しかし「ハイサラリー・ローコスト」な生き方・働き方は実現可能なのです。
特に、コロナ禍がもたらした変革は、反強制的に仕事場所の制約をなくしました。
必ずしも、東京に進出しなければならない時代ではなくなってきているのです。
東京生活を堪能している方は、そのままでも構いません。
ただ、社畜生活からの脱却、地方での生活にあこがれている方は、まずは場所に依存しないビジネスを小さく始めてみてはいかがでしょうか。
そして、私自身の人生も、地方創生は終着点でもあります。
キーワードは
「東京一極集中から地方分散へ!」
です。
いかがでしょう?